集中と分散
何度も書いているが、英語を使っている人達には本当に色々な人がいる。
なので、一括りにこう表現すべきみたいな風に言うのは不可能だ。
どんな場所で、どんな人に、どういった環境で話すのかによって単語や表現の選択が変わる。
そのため、極端な事を言ってしまえば方向性が定まっているのであれば、集中して同じような物ばかり見聞きすれば良いと言えてしまうだろう。
しかし、それだと言語に幅ができず集中した部分のことしか分からないしコミュニケーション出来ないということが起こり得る。
おそらく、大部分の人がこういう学習方式をとってしまいがちな気もする。
すごく分かりやすく言えば、「医療ドラマ」ばかり見ていれば医学用語に関する英単語は覚えているが、反対に「エンタメ」や「マーケティング」についての用語が弱いとかも全然起こり得てしまう。
一般層の「雑談」が多いドラマから覚えれば、「専門用語」が弱く、「時事問題」ばかり見聞きしていればそこら辺の表現に強いが他はダメとかもあり得る。
集中して学びたい分野があれば、それに時間をたっぷりかければ良いが、そうするとそれだけ犠牲にするものも多い事を意味する。
日本でのコミュニケーションでさえ、専門バカという言葉があるぐらいだ。
それが悪いとかそういう話じゃなく、ある一定の分野には長けているのだが、どこか欠けている状態になっているを意味する。
自分には欠けているところはあると自覚していれば、言語でさえそれで習得度は構わない人もいるだろう。
けれど、なるべく自分に偏りを作らないように満遍なく理解したいと思うなら、分散をさせた方が良い。
これは、英語学習においてもそうである。
人からの情報を受け取り、自分も伝える。
そのための英語は、どんな具合が良いのだろうか
上手く集中と分散を行えるバランス感覚が、個人毎にあると良いだろう。
もうこれは個人毎に違っていると思う。
元来の日本の英語学習方法は、与えられた英単語とか表現をただ懸命に暗記している人が多い。
まあ、そうすれば点数は取れる。
けれど、現実世界の英語はそんなに単純ではなく、点数だけではカバーできない。
本来なら言語というのは、時間をかけながら何度も出会ったものが染みつくという話なのだ。
それを自分で選んだ方が本来は良い。
日本語を覚えた時は、どうだったのだろうか?
英語は形式的な仕組みで構成されている言語なので、基本的な文法は染みつくまで反復した方が良い。
これは「集中」の例
けれど、何から何まで暗記してもしょうがないという視点を持つ事は大切で、そんな事を気にし必死になるよりは意識を分散した方が良い。
これは、英語を使えるようにするという意味ではそうだ。
集中と分散はある意味、永遠に知らない表現や単語などあるという事実を受け入れるということである。
いろんな人がいて、いろんな表現方法を取る人がいると認識することである。
それぞれ個々で、この集中と分散は違うという事を頭に入れておいた方が良いとは思う。
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英語力向上のヒントとか。
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