言語能力の繋がり
英語学習をしている方は、
言語能力の分類を
リスニング(聞)
ライティング(書)
リーディング(読)
スピーキング(話)
に大きく分けて捉えていることでしょう。
実際に、英語を科目として捉えればこう分けるのは当然なこと。
ただ、実用英語(コミュニケーションに使えるか)を考えるとこれらの4分類ごとに能力が完全に分かれていると考えてしまうと違う。
言語能力が全て繋がっていることは、コミュニケーションにおいて無視できないという点を今回は書いていきたい。
簡単なところから言うと、聞き取り能力と会話能力は大きく影響し合う。聞き取れなければ、相手からの情報を受け取るアンテナが少ないので当然会話は円滑に進まない。
なので、英会話を上達させたい人は聞き取り力も必須だ。
では、読み書きの能力が会話に繋がらないかといえば違う。
まず、書けるということは自分の頭から自発的に言葉を選び表現することと同じ。そのために、これは会話力ともつながる。書ける人はそれだけ表現力があるはずなので話すのにはかなり有利だ。
そして、読み。多く語彙力と表現力があればあるほど読みも出来る。そして、行間から意味を適切に取る力が強ければ会話中に話の骨格を正しく理解することにつながる。逆に、人は自分が読めないレベルの内容を会話では出来ないし理解も出来ない。
このように、英会話ひとつを例にとっても他の3分類の能力とかなり密接に影響し合うのが分かる。
じゃあ逆に、会話さえ出来れば大丈夫だろうか。
読みは単語を知らずにいて、頭に画像を思い浮かべるとか人からのモノマネで覚えた場合は読めることはない。
書きも、そもそもスペルを知らなければできないし語彙が少なければそれなりのものしか表現は不可能だ。
聞き取りも知らない単語はそもそも聞き取れないので、読み書きがある程度のレベルで出来る状態とは差がどうしてもでてしまう。
次に、読み書きだけに特化したらどうだろうか。
英単語、英語表現、文法をある程度覚えた状態で読み書きだけに特化したとする。
どんな音で話せば良いのか、どんな音で聞こえるのかがこの状態ではさっぱり分からない。
なので、英会話はほぼ不可能に近い。
さて、ここまで見た人は気づいただろうか。
話す能力を磨きたいと思ったら、言語力だけでも全ての能力が連携しているということを。
当然、読み書き聞き取りの全てが重要とよく分かるだろう。
英会話がマスターしたいからと、話すことの練習だけ必死になっても能力は大して伸びない。
事実は、リスニング力の強化、そして読み書きが出来れば出来るほど同時に会話力も上がりやすいのだ。
そして、大切なことは
聞く
読む
書く
の全ての能力にバランス良く対処しながら学習できていればいるほど、会話力も上がる。
まとめると、話してばかりいても、相手の情報を上手く取り入れることに失敗すればそもそも会話は成立しない。なので、アンテナをはって読んで知識をつけ書ける力があればあるほど良い。
どの能力も無駄にはならず、つけばつくほど良いことは多い。バランスが大事だから、すぐにこれは必要ないとか思ってしまうのは好ましくないだろう。
言語能力の繋がりは、コミュニケーション力にも大いに関係がある。
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