【妊娠8ヶ月】切迫早産と診断されて
妊娠8ヶ月、ようやく妊娠後期に入って、メンタルも少しずつ安定してきた頃だった。
29週の健診で、子宮頸管19mmと、切迫早産だと言われ即入院となった。突然のことで頭が真っ白になった。
気持ちが追いつかないまま車椅子に乗せられ、病院の個室に案内された。1人になった瞬間、声をあげて泣いた。赤ちゃんのこと、自分のメンタルのこと、これからどうなってしまうのか、不安で不安でたまらなかった。
切迫早産、他人事だと思っていたのに、まさか自分がなるなんて....
気持ちが追いつかないままウテメリンの点滴が始まる。すぐに動悸と手の震え、吐き気などの副作用が出てきた。
すぐに夕食の時間になったがほとんど食べられなかった。その日は副作用が1番辛く、いろいろ考える余裕もなく眠りについていた。
翌日、点滴の副作用が落ち着くと思考がクリアになってきて、今この状況の辛さが一気に押し寄せてきた。まだ29週。退院は大体35週〜36週だと言う。
コロナの影響で面会は一切禁止。いろいろと分かってきたとき、この先耐えられる自信が全く無かった。何することがない毎日が辛くて必死にやることを探すことで、散歩することで、メンタルを保ってきたのに、この病院のベッドの上という限られた空間でわたしは一体どうやって1日を乗り越えれば良いのか...今後の長い長い入院生活のことを考えただけでもゾッとした。
夫に泣きついて電話した。辛い、辛いと何度も訴えた。たくさんたくさん慰めてくれて、少し落ち着いた。だけどまたすぐに不安になった。
翌日、ずっとずっと泣いているわたしをみかねて、助産師さんが旦那との面会を許してくれた。しかし面会時間は5分。
わたしは旦那にひたすらネガティブなことを言って、あっという間に5分が過ぎ去ってしまった。
それでも何とかポジティブに、前向きになろうとしては、無理、辛い、逃げたい、楽になりたい。
そんな感情がループしていた。何度も何度も泣きながら、長い長い一日をとりあえず何とか耐えて、何とか生きているという日々が始まった。
わたしは神経過敏になり、冷蔵庫の音や点滴の音、些細な音が気になるようになり、また不眠症になった。
睡眠導入剤を処方されても、ほぼ一睡もできない、食事もほとんどとれない日々がつづき、メンタルはさらにズタズタになっていったのでした。
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