見出し画像

自分自身と向き合うための「遠回り」

今の時代ってホントに便利ですよね

分からないことはスマホで一発解決!
知りたいことを教えてくれる人もたくさんいて
考える時間も労力もかける必要なし

私自身もその恩恵を十分に受けて生きてます

ただ、1つだけ
効率重視のこの時代の中で
私がその恩恵をあえて受けずにきたもの
それがアルコールインクアートです

アルコールインクアートはほぼ独学なんです
協会に属することも
認定レッスンを受けることなく今に至ります

遠回りしてると思います

なぜ私が遠回りを選んできたのか
今になってその理由が分かったので
ここに書き留めておきます


「表現することを他人から教わる」という違和感

アルコールインクアートの始まりは
ネットや動画を見て材料を集め
あとは見よう見真似で
ここにインクを垂らして
ドライヤーを当てたらどうなるんだろう
とか
2色以上の色を垂らしたらどうなるんだろう
とか
ほぼ実験でした

SNSで探せばたくさんの講師がいて
基本の技法からオリジナルの技法まで
教わることもできたんです

なのに独学を選んだ理由は2つ
1つ目は
長く続くかどうか分からなかったから

アートって私の人生に縁がなさすぎて
正直続くかどうかも分からず
とりあえずやってみるか!
くらいのライトな気持ちだったんです

そして2つ目
「自分を表現するものを他人から教わる」
という違和感です

私にとってアートは自己表現
それを他人から教わる??
なんか違和感と矛盾

実はこの感覚は今でも拭えてないんですよね

ゴールは技術の習得でも
ただキレイなものを描くことでもなく
内にあるエネルギーを込めて表現すること
技術はあくまでも手段なので
全ての技法ができる必要はないと思ってます

ただの頼れない性格のせい?

周りを見ればたくさんの人が
レッスンを受けることから始めていたり
オリジナルの技法を教わったりしていて

私自身も他のアーティストさんの作品を見て
キレイだなぁ
いいなぁ
これってどうやって描いてるんだろう?
と興味を持つことはもちろんあります

でもなぜか教えてもらおうとしない

そんな自分に
ことごとく人を頼れない性格なんじゃない?
なんなの?プライドなの?
とかちょっとした自分責めをしたことも…

ただ、振り返ってみると数は少ないけど
レッスン受けてるんです!

独学でやってみたけど
どうしてもうまく行かない時

どうしてもこのアーティストさんみたいな
作品を描きたい!と思った時

レッスンを受けた人の1人は
海外のアーティストさんです
言語の壁を乗り越えるくらい
その方の作品が好きだったから

確かに人を頼るのは苦手な性格ですが
どうやらその性格のせいではなさそうです

「遠回り」で見たことのない宝物に出会いたい

そんな私が
ホワイトインクを使って描きたいと思い
インクを買って手つかずだったことを
思い出した今日

ホワイトインクを使った
アルコールインクアートって
昨年あたりにすごく流行ったんですよ

とてもキレイだけど扱いが難しいので
これに関しては
オリジナルの技法を生み出した方から
教わるのがいいのかもしれない…

と、思いつつ自分でやってみました

インクの量、アルコールの使い方
頭によぎる
これをこうしたらどうなるだろう?
このパターンは?
の声に沿って試行錯誤

こうしたらこうなるのか!
このやり方の方がいいかもしれない!

その一瞬一瞬がめちゃくちゃ楽しい!

その時気づきました
私があえて遠回りするのは
「わき上がる探究心を満たすため」
なんだと分かりました

考えてやってみた経験とか結果とかって
あえて遠回りするから得ることができる

経験は財産

初めは思った通りにいかなくても
探究心が満たされた感覚
これはなかなかに尊いな、と

すぐに答えが見つかるのも便利でいいけど
子供の頃にやった宝探しみたいな
ワクワク感って
遠回りしてる時に味わえるものなんですよね

たまには「あえての遠回り」

おすすめですよ

サポートして下さると嬉しいです!いただいたサポートはアートの制作費に使わせていただきます✨😌✨