【日記】抹茶のテリーヌ
限定の抹茶のテリーヌが今日で終わってしまう
結構高いし外に出るには着替えないといけないので
腰が重く優柔不断になる
出費と栄養の事を考えると我慢も必要だが
もし今日が人生最後の日だとしたら‥
行く
カフェの扉を開くと
いつもの店長さんが挨拶してくれるが
客がミニスカートの女子ばっかりでこわい
テリーヌは抹茶とほうじ茶
どちらにしようか改めて悩むが
家にいる時から決まってた気がする
抹茶!
「抹茶テリーヌひとつ‥」
「本日売り切れてしまったんですよ〜」
ショック
「じゃあ、ほうじ茶ラテのホットで」
「ホットがお好きなんですね」
ありがとう
いつも私がホットを頼むことを覚えててくれて
でもショック
ミニスカ女子達が食べ物と飲み物を
わざわざ隣の空いてる席に置き
立ってスマホを構え連写している
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
威圧感のある速さでこわい
あんなヒラヒラの服を着ておいて
マナーが悪い
私はここで本を読んでていいのだろうか
私はここにいていいのですか
あ、店長さんが注意してくれた
ありがとう
おばさんが入店して来た
なんかここにいていいような気がしてきた
ありがとう
早く30くらいになりたい
そうすれば同年代の若者に怯えることなんて
なくなりそうだ
閉店10分前なので
マナーの良い私はもう帰ります