興味を突き詰めること
仕事をきっかけに子どもシェルターや児童発達支援など子どもに関する事業に興味を持ち始めた。欲を言えば自分でそれらを立ち上げたいと思うけれど、経営に関する知識なんて皆無だし、子どもの支援方法に関しても知識が浅すぎる私にはそんな力なんてなくて、とりあえず現状を知ることから始めようとその分野の書物を読み始めた。
子どもシェルターは全国にまだまだ少なく、家庭での問題や人に言えない悩みを抱えた子どもたちの避難所がもっと必要だと感じている。
私は入院中の子どもたちとしか関わっていないけれど、「どうしてもっと早く大人が介入できなかったんだろう」と思うことや、入院中に限定した関わりしかできないことにジレンマを感じることが多々ある。
もちろんそれが看護師としての役割だからそれ以上でもそれ以下でもないのだけれど、対処療法的な今の状態が根本的な解決にはなっていないと日々そのモヤモヤを募らせている。
支援が中断することで入院する原因となったことが繰り返され、また病院に戻ってくるケースも少なくない。その子が退院して日常に戻った時に、成長するまで見届けられる「いつでも頼れる大人」の必要性を感じる。
また入院となるのは様々な社会資源が介入した後になることがほとんどだから、もっと早い段階で子どもが自らSOSを出せるような場所があればと思っている。
まだ何が出来るか分からないし、新しいことを始める覚悟も全然足りていないのも分かっている。でもせっかく興味のあることを興味があるだけで終わらせるのも勿体無い。だから知る努力をしていこうと思うし、ボランティアや募金などどんな形であっても小さな力になれるようなことからしていきたい。