絵はがき・2017年12月
いまここに
とおりかかり
いまここに
ひとひら
ゆきのふる
そらのした
わたしのいる
そらのした
ぐうぜんのひつようの
ひつようのぐうぜんの
あいのある
そらのした
こちらは、
絵本詩集「かぜのえはがき」の
最後のページの絵はがきです。
本には絵だけを載せていますが、
2017年12月に、
こんな詩を書いて、
描いていました。
今年の始まり、
私にとって12月は、
はるか遠く…
何も見えませんでした。
笑う、泣く、話す、
座る、飲む、眺める、
拾う、聞く、会う、
編む、つくる、整える、
運ぶ、選ぶ、並べる、
見る、書く、読む、
思う、感じる、伝える、
…そのひとつひとつにある時間。
…そのひとつひとつにある思い。
たくさんの人達が、
何も見えず歩く私に、
通りかかった私に、
持っている時間や思いを、
分けてくださって、
歩くことができた
今年でした。
書ききれないほど
たくさんの人達に、
書ききれないほど
いろいろなカタチの、
助けをいただいて、
ひとつひとつ残らず全部
書きたい気持ちで…
この12月、
今、立ち止まって、
空を見上げています。
あいのある
そらのした
関わってくださった皆様に、
心より感謝を申し上げます。
ありがとうございます。