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さと みいふう
ふと頭に、ぽつっと、ほわっと、思ったことたち。絵は詩をつけずに描いた絵たちを、合わせています。
ことばにならない けれど 心動くなにか 遠い昔 ことばがなかったころから 心を動かしてきたなにか そこに〈ことば〉を見つけてくれてきた人々に 感謝を込めて
絵本の最後のページを開きます。 すると、そこには、 文章のない絵だけのページ。 ふわあと広がる物語の余韻。 じんわり沁みこむ物語の余韻。 ページを開いたまま、 好き勝手に絵の中に入り込んで、 自分の居心地のいい居所を発見します… 時には山に向かってオールを漕ぎ、 時には月を見上げてニコニコする人になり、 時には木の枝に座ってひとり、 賑やかな下の様子を眺めます。 そんなことをしていたら、いつしか、 絵本のある1ページが、ある景色が、 自分の心の中に、 庭をつくっていまし
3日前あたりは金色でした。今どんなに心が重たくても、とにかくはこの金色を、この秋を見て…そうしてから、また考えましょうと、思いつきました。 そんな私の机の上に、この頃置いていた本は「そんなとき隣に詩がいます」(谷川俊太郎•鴻上尚史)でした。そんなとき、ばかりです。 感謝を込めて
石さん、 葉っぱがたくさん 落ちました。 今日は、 秋が揺れていて、 ゆらゆら歩いて、 あの角曲がって、 石さんの所へ、 やって来ました。 途中、 少し立ち止まっているうちに、 ゆらゆら秋は揺れて、 冬の扉をもう、 開けていました。 石さん、 人をやっていると、時々 「あなたは何者ですか?」と 聞かれるので、 「何者です」と 答えなければならない、 というようなことになっているのです。 出身地、肩書き、職業、 年齢、女性か男性か… 「何者」という時に、 「わかりやすい答
誰かのためにと書いた言葉が、時に誰かを傷付けてしまい、自分のためにと書いた言葉が、時に誰かにあたたかく届くことがある。人間を生きるのはとても難しいですよ、ねこさん。誰かのためと、自分のための間の、何かも、探してみています。
「あなたの抱えている さびしさは 人にお話をしても 解決しません。 軽くはなりません。 木や草や花や、鳥やカエルや、 空や川や、星や月のいる所へ 行ってください」 昨日 そう教えてもらいました たくさん人はいるけれど 昨日も 今日になっても たくさんぽっかり穴が空いていて けれど もしも このさびしさを 誰かに聞いてもらいたくなったら お手紙を 書くことにします あて先は 星の数ほど では まず 今日は 「拝啓 雲様」 ぽ
あなたは 待ち続けて くたびれ果てた 私を 風に乗せてくれる 当然のように 丁寧に 美しく まるめこんで 待っていました。 いろんなもやもやを抱えたまま。 ある日、 花のような香りのコーヒーに、 逢いました。 コーヒーの香りが、 私の全部をふわりと包んで、 さらりと春に乗せました。 幸せになりたい人と、したい人。 一緒に、春のお茶会。 こちらの絵と詩…季節が春、ですが… (「にこ」は、このうさぎの名前です) この10月にnoteで勝手にやってみた コーヒー月間の最後に、
いつもの席に座ると コーヒーの香りがして 窓の外に わたしの外に 一瞬が にぎやかに 静かに 美しく ひとつ ひとつ 過ぎて行きます 一心に巣を張り直す蜘蛛 ツバメのいなくなった空 ぽとん。 今 地面にたどり着いたコナラの実 コーヒーカップから漂う湯気の白 コーヒーの中に この一瞬に わたしは はかなく 透明に 混ざり合い ひとつ ひとつ 過ごしています 詩は2011年10月に コーヒー月間のために書いたものです。
アンテナ揺れる 右に左に前に後ろに 私のアンテナ 揺れている かけがえのない とてつもない どうにもならない しあわせを かなしみを さびしさを 受信して 右に左に前に後ろに 揺れている 雨粒を追い 風を拾い こごえて あたたまり 揺れる 揺れる ならば どっしと 立てましょう そうして 右に左に前に後ろに 揺らしてやりましょう 私のアンテナ しばし 身をゆだねてやりましょう しばし 眺めてやりましょう しばし コーヒーでも飲みながら どっしと
満ちていく月を 夜ごと見上げ 木犀の花が開くのを待ち 今日もあなたに ありがとうを言う あったはずの 今 けれど 今 わたしは霧にまみれて あなたが泣いていても 気付かない 扉の向こうで 月は満ち 木犀の花は開き あなたは隣で コーヒーが来るのを 待っている あったはずの 今 けれど 今 わたしは霧にまみれて 扉をみつけることさえ 忘れようとしている 扉の向こう 豆は挽かれ お湯は注がれ やがて 香る この 香り マンデリン、ですか? …そうです。 霧の中
ぽつ ひとつ わたくし ひとつ ぽつ ひとつ いすにすわりて ぽつ ひとり あたまのうえを ぽつ ひとつ くもがながれる ぽつ ふわり うちゅうのなかに ぽつ ひとつ わたくし ひとつ ここにいて コーヒーひとくち のむところ
「ごきげんいかが?」 おまじないをかけて じっと待ちます 「ごきげん………いかが?」 おまじないが わたしの中を通ってゆきます 「ごきげん……いかが?」 おまじないが わたしのごきげんを見つけて そっとききます 「ごきげん…いかが?」 わたしのかける 副作用のない おまじない 「ごきげんいかが?」 「コーヒー、どうぞ」 今日も コーヒーがおいしい日に なりますように こちらの絵はがきと詩は、 2014年10月に、 コーヒー月間のためにかいたものです。
喫茶店を閉店して、 1年が過ぎました。 私の気持ちの中で、 自分のやっていた喫茶店は、 今、不思議と 遠くにあります。 「あの頃」「昔」… それくらい遠くに店があって、 時々、 店のことを話してくださる方がいると、 ありがたいなぁと思います。 予定していた最後の営業日は、 家族の事情で営業ができなくなり、 私は最終日の営業をしないまま、 店を閉店しました。 本当は、 最終日はお客様と、 コーヒーの話をたっぷりして、 おしまいにしたかったなぁ、 と思っていたけれど… ド
風が吹きます 見つからない行き先に 見つからない居場所に 居心地の悪い手持ち無沙汰に 風が吹きます かばんはしっかり肩にかけて 帽子が飛んでいきます 手紙が舞い上がります 葉っぱが舞い落ちます ここにいてもいい 訳は ここにいて欲しい 訳は 風が吹いたら きっと すぐ ここに
【紙とえんぴつ、かばんに入れて。】
38億年 変わらない 変えられない 細胞たちが 私たちを動かすのですか? 今日も争うことをやめませんと 今日も誰かをかなしませましょうと 細胞が ゲノムが DNAが 今日やってきた ねことわたくしの朝を 動かす細胞たちは ふわぁあと ふたり並んであくびする朝を 動かす細胞たちは このおだやかな朝を迎えたい 細胞たちです そう私たちを動かす 細胞たちです 今日やってきたこの朝は 38億年変わらない ねことわたくしという 細胞たちのなせる技です 細胞が ゲノムが DN