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ベジタリアンのその先、ピュアベジタリアンとは一体何なのか。

おはよう、こんばんは、ナマステ。

前回の記事では、インドのベジタリアンと “ 一般的なベジタリアン “ の違いについてお話ししました。


今回はその続きで、「ピュアベジタリアン」についてお話しします。

ピュアベジタリアンって、響きがいいですよね。ピュア。
ガッ○ーもびっくりな透明感のある人間になれそうです。
え、そういうことじゃない?

そんな「ピュアベジタリアン」は、「オリエンタル・ベジタリアン」と呼ばれることもあるみたい。

欧米などのベジタリアンの方に多い動物愛護の視点ではなく、精神性を向上させるための東洋思想的な食事です。

では、本題に戻ってピュアベジタリアンとは何かというと、お肉、お魚、卵に加えて「五葷(ごくん)」も食べない食事です。

みなさんは、「五葷」全部言えますか?

・にんにく
・ねぎ
・にら
・らっきょう
・あさつき

の五つです。

インド料理には特ににんにくと玉ねぎが多く使われるので、「no garlic & onion(にんにく・玉ねぎ不使用)」な食事だな!
と覚えておくと楽です。

このピュアベジタリアンは、実は日本人にも馴染みが深いんですよね。
お寺でいただく精進料理は、基本的にピュアベジタリアン。
モ○バーガーの「green burger」も「五葷抜き」を謳っていますね。



それでは、どうして五葷を避けるのか?

それは、先ほどお話しした通り、精神性、スピリチュアリティのため。

五葷はとても刺激が強く、私たちの心と体を過度に刺激します。
そして、私たちが持っているプラーナ(=氣、生命エネルギー)を乱してしまうのです。

ヨガではプラナヤマという呼吸法でもプラーナをコントロールしますから、五葷を摂ると息が臭くなることからも「氣が乱れそう」というのが想像できますね。

アーサナをしていたって、胃からにんにくの臭いが上ってきたら集中できないでしょ?

そうやってプラーナ が乱れると落ち着きがなくなったり、欲が強くなったり、怒りっぽくなったりと心も体も乱れていきます。


ヒンドゥー教や仏教などが目指すのは、穏やかで波立たない心。
それは、ヨガも同じ。
いつでも穏やかに微笑むことができてこそ、本当の幸せ。

ピュアベジタリアンを実践して、心と体がどんどん穏やかで純粋になっていくと、魂に繋がりやすくなるのです。
“ 本当の自分 “ や “ 本当の幸せ “ に繋がると言ってもいい。

それから、インドのお寺でいただける「プラサーダ(神様のために作り、捧げられた食事)」もピュアベジタリアンです。
プラサーダをいただくと、刺激はないのに実に美味しく、芯から満たされる感覚があります。


ピュアベジのプラサーダ。
何にも代えられない味です。




インドにいても、ピュアベジタリアンのお店は少ないので実践するのはハードル高めです。
完璧を目指さなくても、私も自分とのバランスが取れる範囲でにんにくや玉ねぎの量や頻度は減らしていきたいな、と思っています。

いつでも穏やかで笑顔で、周りにもShanti(平和)を広げられる人でいたいから。
ついでに、ガッ○ーばりの透明感も欲しい。



そんな “ 幸せ食事法 “ がピュアベジタリアンなのでした。

Om shanti.


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