木曜日にはココアを
今日お休みだったので、夫と公園に。
福岡では有名な海の中道海浜公園です。
夏のエネルギーをぎゅっと濃くしたような秋の花々と、日向ぼっこでまどろむ動物たちを見て、ソフトクリームを食べました。
雲ひとつない秋晴れ。
その後温泉に行き、遅めのお昼ごはんをいただきました。
家に帰ったら夫はお昼寝してしまったので、私は積読の本を読む事に。
『木曜日にはココアを』
読みやすい、けれども素敵な言葉使いがすっと心に入ってくる、いい本でした。
私は第3章の、のびゆくわれら、というお話が好きです。気づいたら私も社会に出て16年、えな先生にも泰子先生にも共感できるけど、どちらかというと泰子先生に肩入れしてしまう。
えな先生の新芽のような瑞々しさと、言語化できない歯痒さ、今の仕事に対する不安(自分には他に向いてる道があるのではないかー)も分かるけど、泰子先生の長年の経験からくる、堆積した疲労、慣れ、仕事への自信(そしてそれらは、若い人から威圧感に映ることー)もよく分かります。仕事に正解はなく、その時々を肌で感じて判断していくしかないのだ、という事を若い人に理解してもらう事の難しさも。
えな先生が何かを感じとってくれた事は、泰子先生にとっても嬉しかった事でしょう。
読み終わって現実に帰ったとき、私の隣には猫が丸まって寝ていて、ダイニングを挟んだ隣の部屋では夫がまだ寝ていました。起きているのは私ひとり。まだ夕方の18時なのに笑。
まあ、よいのです。連休はまだ始まったばかりだから。
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