手掌多汗症の手術後、20年間の苦悩③
②の続き
代償性発汗のための病院探し
ネットで多汗症と検索すると、皮膚科やペインクリニックが上がってきます。
でも、代償性発汗となると情報が少なく
とりあえず、片っ端から病院に行ってみることにしました。
多汗症の治療には手術以外に、クリームを塗って汗を止めるという方法があります。
主に皮膚科でしている治療です。
代償性発汗は、なんといってもナイアガラの滝ですから、塗り薬なんてすぐに流れてしまいます。
でも、なにか方法がないかと、相談したくていろんな皮膚科に行ってみるものの、話を聞いて、即、お断りだったり、受付で門前払いだったりでした。
なるほど、皮膚科は無理だってことか。
次はペインクリニックを検索。
その当時、郊外に引っ越していて、たまたま近くにペインクリニックを見つけたので
行ってみることにしました。
そこは、漢方を処方してくれるペインクリニックです。
これまでの経緯と、とにかく代償性発汗を改善してほしいことなどを話し、院長先生も寄り添って聴いてくれました。
偶然にも、私の手術をしたドクターのことや、当時の多汗症の治療のことなどを知っている院長先生で、事情を理解してくれたことは嬉しかったです。
漢方で、できるだけのことをやってみましょうと言っていただき、そこからしばらく、何種類かの漢方を飲んで様子を見る治療が始まりました。治療というか、対処法を探っていくという感じです。
漢方を飲み始めて、ピタリと汗が止まることはなかったけれど、少し汗の量は減ったような気がしました。それでも他の人よりも多いのですが…
対処方法だし、気分的にも、減っているかも?と思えるだけで、救われるものです。
毎年、5月になるとその病院に通い、9月末頃まで漢方を処方してもらうルーティンを数年繰り返します。
次回
関東へ引越し、また病院探しをしたらすごい病院を発見した!
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