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【試写会初体験】大切な人にラブレターを書きたくなる映画『35年目のラブレター』#映画感想文02
映画の試写会に初めて行ってきました!
試写会で観たのは、笑福亭鶴瓶さん・原田知世さんが夫婦役で、重岡大毅さんと上白石萌音さんが若き日の夫婦を演じた『35年目のラブレター』。
初の試写会についてと、映画の感想について書きたいと思います。
普段あまり自分では選ばない映画でしたが、とっても良い映画でした。
また試写会に行きたいなー!という気持ち。
それでは、ゆるりとお読みくださいませ。
初の試写会参加について
試写会のきっかけは「メルマガ」
きっかけは、メルマガ。
今まで映画館からおくらえてくるメールはあまり目を通していなかったのですが、たまには、と思ってじっくり読んでみたら、なんと、試写会を開催するとのこと!!
「無料で観れるなんてラッキーじゃないか!」
ということで、すぐ応募しました。
その後も別の映画で募集してたので、応募。
結果!
どちらも当選!
近くにある映画館がイオンシネマしかなく(田舎あるある)ワタシアター会員なのですが、そのメルマガで募集されておりました。
月1で映画を観に行くので、映画代が安くなる&ポイントが貯まると無料で観れるので、お得なんです。
今のところ当選率は100%
2本中2本当選。
すなわち当選率100%ということで。
「私も初めて知ったし、試写会の認知度低いのかな?あまり人いないかもしれないなぁ」と思っていたのですが、駐車場はいつも空いている屋根付きの場所は埋まっていて、明らかにいつもより人が多かったです。
「おや!もしはこの人の多さは、みんな試写会!?」という予想は的中。
チケットカウンターで試写会に来た旨を伝えると、空いている席から選んでくださいとのこと。
「うわー!だいぶ埋まっているー!前の3列しか空いてなーい!」
チケット引換の前に飲食物を買ってしまっていたことが間違いでした。
事前に座席指定されているのかと思いきや、自分で選ぶんですね。
それなら、早めに行って席選んだ方が得だー。次回は早めにチケット引換しよう。
いざ、シアタールームへ
座席状況がそのような感じだったので、シアタールームに入ると、ほぼ満席でした!
小さめの部屋だったとはいえ、こんなに満席なの観たことない……。
しかも、年齢層高めでした。40代以下は少なかった気がします。
一体どこから情報を仕入れているんだろう。
私は今回初めて試写会を知ったというのに。アンテナがすごい。
年齢層高めのお客さんたちは、笑いのツボが浅いというか、とにかくすぐ笑っておりました。
「ここでも笑うの?」ってとこでも笑っていて、なんだか微笑ましかったです。
3列目は首が痛いよ
今回初めて3列目で見たのですが、「首が痛い!!!」
やはりつらいよ、前の方は。
以前勤めていた会社で『ONE PIECE FILM RED』が超満員で1列目で観て、首をやっちゃった先輩がいました。
次の日起きるのもやっとで、1週間くらいコルセットをしていた記憶。
その話がよみがえってきて、「自分の首よ、もってくれ!!!」という気持ちで観ておりました。
次の日無事に起きれて良かった〜。
『35年目のラブレター』の感想
あらすじと概要
笑福亭鶴瓶と原田知世が夫婦役を演じ、最愛の妻にラブレターを書くため文字の勉強に奮闘する夫と、彼を長年支え続けた妻の人生をつづったヒューマンドラマ。2003年に朝日新聞で紹介され、創作落語にもなるなど話題を集めた実話をもとに映画化した。
戦時中に生まれて十分な教育をうけることができず、文字の読み書きができない65歳の西畑保と、いつも彼のそばにいる最愛の妻・皎子(きょうこ)。貧しい家に生まれ、ほとんど学校に通えないまま大人になった保は、生きづらい日々を過ごしてきた。やがて皎子と運命的な出会いを果たし結婚するが、その幸せを手放したくないばかりに、読み書きできないことを彼女に打ち明けられずにいた。半年後、ついに事実が露見し別れを覚悟する保だったが、皎子は彼の手をとり「今日から私があなたの手になる」と告げる。どんな時も寄り添い支えてくれた皎子に感謝の手紙を書きたいと思った保は、定年退職を機に夜間中学に通いはじめる。
重岡大毅と上白石萌音が若き日の保と皎子をそれぞれ演じ、安田顕、笹野高史、江口のりこ、くわばたりえが共演。「今日も嫌がらせ弁当」の塚本連平が監督・脚本を手がけた。
こういった涙を誘う系のラブストーリー系の映画って自分で選んで観ることはあまりないです。
ですが、たまに自分があまり触れないジャンルを観るのって良いですね。
とっても良い映画で、じんわりと沁みました。
夫と一緒に行ってきて、夫も普段こういった映画は観ないのですが、二人で涙を流して参りました。
役者の皆さんがとても良かった
夫婦役の笑福亭鶴瓶さん&原田知世さん、重岡大毅さん&上白石萌音さん。
みなさんとても良かった!
笑福亭鶴瓶さんは読み書きができない役ですが、こういう「何かが出来ないけれどみんなに好かれる存在であり、いて欲しい存在」という役柄がとっても似合いますよね。
NHKドラマ『しずかちゃんとパパ(2022)』では、耳が聞こえない父親の役を演じていましたが、聴こえなくても強くたくましく、そして娘(吉岡里帆さん)の幸せを願う役がとっても良かったです。
下記の記事でも書いています。
重岡大毅さんはもう、すっかり役者ですよね。どんな役でも演じられる方だなぁと思っています。
ニコニコして一生懸命、それでいて感情表現も豊か。
自分が読み書きできなくて、妻からのラブレターも読めない。妻に伝えなければいけないけれど、伝えられないもどかしさ。
表情で感情を伝える演技、素晴らしかった。
ラブレターを食べるシーンが特に印象的でした。
「読めないけれど、食べたら分かるんじゃないか?」って思ってしまったんですよね、きっと。切ない。
上白石萌音さんって、何なんだろう!
萌音ちゃんのあの優しいオーラと表情と声色で言われると、それだけでもう泣きそうになるの、何なんだろう。
言葉数は少なくとも、一言で旨を震わせる力を持っていますよね。
大好きです。
西畑保が握るお寿司を初めて食べて、涙しながら言った言葉。
「とっても美味しい。愛情って、ちゃんと伝わるんやねぇ。」
とっても良かったなー!!素敵でした!!!
好きになってるね!!!というのも伝わってきました!!!
(記憶が曖昧でセリフはちょっと違うかも)
文字が読めない書けないことについて
文字が読めない、書けない障害もありますが、今回は「学校に行けなかった」ことによるものでした。
なので、60歳を過ぎてから学校に通い、何年もかけて読める・書けるようになります。
この世の中で、文字が書けない・読めないことの生きづらさって、とんでもなく大きいだろうなと感じました。
私は本が大好きで、こうやってnoteも書いています。文字が読めなかったら発狂しそうです。
リモートワークなので、基本的にコミュニケーションは文字で行います。
友人とのコミュニケーションだって文字が圧倒的に多い。
コミュニケーションはもちろん、ほとんどの情報は文字ですよね。
音声メディアもあるけれど、商品情報、案内板、説明などは文字です。
エレベーターに乗って、急いで乗ろうとした人がいても、ボタンにある「閉と開」の字が分からず、とっさに「閉」を押してしまっていました。
このボタンに、「閉」と「開」のアイコンも添えられていたら良かったのに。
さらに、日本語が読めない人のためにも「OPEN」「CLOSE」などの文字も添えられていたら良かったのに。
アクセシビリティについても思いを馳せました。
アクセシビリティ:
高齢者や障害者を含め、誰もが円滑に機器やサービスを利用できること
大切な人にラブレターを書きたくなります
学校に通い始めたきっかけが「妻にラブレターを書く」でした。
自分が若い頃に妻にもらったラブレターを読むことができなかったから、今度は自分が書く、と決めたのです。
自分の代わりに文字を読み・書いてくれた妻への感謝の気持ちを込めて。
妻も、再びラブレターを書きます。
ラブレターを通してお互いへの愛情が伝わってきて、とても素敵でした。
手紙を最後に書いたのっていつだろう?と悩むくらい、ラブレターはおろか手紙すら書いていなかった最近。
気持ちや感謝の気持ちを言葉に乗せて、大切な人に手紙を書きたくなりました。
字を書く機会がどんどん減っている現代。
そんな時代の今、観れたこと、とても良かったです。
最後に
初の試写会、とっても良い体験でしたー!
もう1本当選しているので、来週また観に行ってきます!
今度から、映画館からのメルマガはきちんと読もうと思います。
そして、次は早めに行って後ろの方に席を取りたい!!!
みなさんもぜひ試写会に行ってみてください〜
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