私と小説
ずっと、本が好きだ。物語が好きだ。
児童書から始まり、1冊で完結するものは勿論、長編作品やショートショートなど、様々な本に触れるようになった。小説を読み続けた中で、私は1人の素敵な作家に出会った。
"七月隆文"
初投稿である今回は、彼の作品の魅力について私なりに述べていこう。
『僕は明日、昨日の君とデートする』
という作品はご存知だろうか。
爆発的人気で映画化もされた作品だ。聞いたことがある人も多いのではないだろうか。この名作を生み出したのが七月隆文である。
この作品をはじめ、『君にさよならを言わない』『ケーキ王子の名推理』『天使は奇跡を希う』等、多くの素敵な作品がある。
彼の書く世界は、ファンタジーのような現実離れした物から恋愛小説まで幅広い。特にファンタジー系で特徴的なのは
読者の予想を覆す展開
幻想的で臨場感のある情景描写
登場人物の軽快なテンポ
彼ならではの世界観は多くの人を魅了する力がある。
4月8日、『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』が発売された。とある病気が原因で自分の家から出られない不思議な少女と、売れないカメラマンの男の物語。ガラス越しに偶然出会った2人の日々が綴られている。ファンタジーとはまた違ったこの作品でも私はすっかり彼の世界観に引き込まれ、一息で読み終えてしまった。是非一度読んでみてほしい。
今月9日、つまり今日。『サラと魔女とハーブの庭』という新作が発売された。雑誌「リンネル」で連載されていた小説で、連載終了を機に単行本として発売されている。
今作も学校帰りに本屋に直行し、しっかり手に入れた。また今夜新たな七月隆文ワールドに触れられることが楽しみだ。