新刊
前回の記事の最後に書いた七月隆文の新刊『サラと魔女とハーブの庭』。
まだ読み途中だった又吉直樹の『火花』を読了したので、楽しみにしていた新刊を先日から読み始めている。
サラと魔女とハーブの庭
"サラ"
彼女は主人公である由花の、唯一の友達。サラに会うために、由花は田舎のおばあちゃんが営むハーブショップを訪れる。
この本には、読んでいる私までもがまるでその場にいて、サラと由花と一緒にハーブの香りを嗅いでいるかのような、目の前で彼女らが楽しげに笑っているような、そんな素敵な時間が広がっている。
まだ読み切っていないので、今後の展開や空気感がとても楽しみだ。
今回新刊を読み始めて、改めて七月隆文の表現する音、香り、表情、色、味に魅了された。ハーブの魔法にかけられたような、甘くて優しくて穏やかな時間。この空気感。堪らなく好きだ。
まだ半分も読み終えていないのに、もう既に読了するのが惜しいと感じてしまう自分がいる。
ゆっくりと楽しんで、また読み終わった時にはもう一度記事にしてみよう。
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