見出し画像

もっと快適&自分好みに。手帳を使い始める前にやっておきたい7つの下準備

2025に向けて手配した手帳のうち、最後の1冊がようやく発送されたようです。これで間もなく全冊そろう……!長かった……。

この到着を待つ間に何をしていたかというと、バトンタッチを待つ手帳たちの下準備&カスタマイズです。

手帳を書くようになって丸3年。「これさえやっておけばもっと快適&自分好みの手帳になる!」という、私の7つの暫定解をご紹介します。


1.スピンのほつれ止め

手帳が到着したらまず始めにやるのがこれ。

スピン=ひも状のしおりのこと

素の状態のまま1年放置すると、先がほつれてあまり美しくない状態に……。これを防止するために、スピンの先端に透明のマニキュア(トップコートetc)を塗っておきます。

ちょっとのひと手間で、1年後にはこれだけの差が。

――実は私、目当てのページを開くためにクリップを使用しているため、スピンは日常使いしていません。

だったら、こんな処理する以前に根元からカットしてしまえばいいのですが、このスピンの色にも手帳の個性があってなかなか思い切れないんですよね……

2.インデックスを貼る

ただ貼るだけのように思えて、実は奥が深いのが、このインデックス貼り。

●Point1:インデックスは「下から」貼る

無意識に作業を始めると、「1月→12月」と上から貼りがちなインデックス。ところが、「12月→1月」と、下に位置するものから順番に貼るとグンと貼りやすくなります。

①シール単体の貼り方:シールの下方から位置決めする
②シールを貼る順番:インデックスの最下部に来るシールから、順番に貼る(手帳の後方→前方の順に貼る)

実際に試してみると、以下のメリットがお判りいただけるかと。

①下から位置決めをしていく方が、手首の角度がより自然な状態で作業できるので動作をコントロールしやすい。

②後方ページ→前方ページの順に進めれば、例えば下から2番目のインデックスを貼る際には、先に貼った1番下のインデックスとの重なりをそのままの状態で間隔を確認しながら貼れる
 上から貼っていくと、より上部に位置するシール(☆)は次のシール(★)より前方のページに貼られている(=手帳の見開き左端に移動してしまっている)ので、★のシールを貼る際には、☆との重なりを確認するために、☆の貼られたページを閉じたりしながら場所を決めなくてはいけない

▼こちらの記事でその他のポイントも含めて詳しくご紹介しています

●Point2:開きたい見開きはどこかを意識しながら選ぶ

  • インデックスをつかってどのページを開きたいか

  • 自分がどんな動きでインデックスを使っているか

この2つを意識しないと、せっかくのインデックスが、むしろプチストレスを生むことが……。

どういうことか説明するために、手帳歴2年目を迎えた頃の私の失敗談を。

愛用する自分軸手帳のスケジュールページでは、月ごとに「月の目標と振り返り→マンスリページ→ウィークリページ」という構成がなされていて、これが12か月分繰り返されます。

① 1年目は何も考えずに貼ったインデックスは、「目標&振り返り」の見開き右側に。

② そして翌年は、これまた何も考えず、①の直後、マンスリー見開きの右側に……。

①も②も、どちらも当月のページには変わりないのですが、私の場合は②が猛烈に使いにくい!
①の場合、表紙側からインデックスを押さえつけて開く→「目標と振り返り」が開かれる。が、②の場合は、同じ動きでその直後にあるマンスリーが開かれる。

まったく意識していなかったのですが、私の場合、日ごろ開く頻度が高いのが「目標・振り返り>マンスリー」だったようです。見たいページに1アクションでアクセスできないって、こんなにストレスなのか!と初めて気づきました。

「なんとな~く、この辺のページが開ければいいや」だと、その後の1年、小さいようでそれなりにモヤッとするストレスを抱えることになります。

●おまけ|クリップで実験がオススメ!

再剥離可能なインデックスの場合、↑のような失敗をしても貼り直せばいいのですが……何度も貼り直すのはできるだけ避けたい!という場合には、クリップをインデックスに見立ててリハーサルしながら自分の動線や思考回路を確認するのがオススメです。

ちなみに、「今週のウィークリーページ」の目印に私はこのクリップを使っていますが、それを付ける場所は見開きの左上。

表紙を閉じた状態から、手探りでクリップを右手の指先でひっかけて、そのまま開くからこの位置がちょうどいいのです。

閉じた手帳を上から覗き込んでクリップを目視で確認したあと、右手で押さえつけるようにして開く人の場合は、見開きの右上に留めた方が使い勝手がいいはず。

こんな風に、動きの癖を踏まえると、インデックスの使い勝手が向上します!

3.スケジュールのお引越し

手帳に予定を書いている場合は、新旧の引継ぎがMUSTですね。
私の場合、2024の予定管理を任せていたのはFocus Eito。そこから、2025はTC手帳にお引越ししました。

マーカーはこれまで同様、以下のジャンル別で5色に色分け。

・青:仕事
・茶:家族&家庭
・緑:子ども
・紫:通院
・ピンク:me
・赤:家族全員の休日
・黄色:吉日(一粒万倍日など)

一般的には3色くらいが脳にストレスなく認識しやすいと言われていますが、私の場合は必要に迫られたタイミングで徐々に色分けを増やしたので、自分では迷わず着色&把握できます。

▼参考記事:新旧手帳の比較

4.裏抜けチェック

手帳とインクの相性を確認するのも、私にとっては大事な作業です。

手帳が初めて1年続いた時、新しく買った翌年のノートが裏抜けしまくって……そこで初めてこれもまた、私の手帳ライフにとって重要なポイントだと認識しまして。

以来、新しい手帳に書きこむ前には、普段よく使うペンやスタンプパッドで裏抜けのチェックが欠かせません!

こちらはTC手帳の裏抜けチェック

5.使わないページを貼り合わせる

やってもやらなくてもいいけど、やると想像以上にストレスがなくなって感動するのがこれ。

  • 自分が取り組まないであろうワーク

  • 使い慣れた手帳の、使い方解説ページ

  • 巻末の路線図とか地図とか……

自分が使わないであろう見開きは、思い切って糊で貼り合わせてしまいます。すると、自分にとって必要なページのみが並んだ手帳になる!

これね、やらなくても大差ないって、きっと思いますよね?ところが、ものすごく快適になるんです!

不要なページを貼り合わせてなかったことにしてしまうと、それまでいかに自分がいらんページをペラペラめくりながら見たいページに辿り着いていたか……その手間に気づかされますよ。

6.学校・習い事等のカレンダー貼り

自分の仕事や学びに加えて、子どもの学校行事や習い事など、いろんなスケジュールを把握する必要がある以上、一元管理したい!

ということで、年間カレンダーの類も手帳に貼り付けて準備。

が、この貼り方が肝でして。
フリーページとかにペタリと貼るのが美しいとは思いつつ、マンスリーとかウィークリーとかと同時に見たいときってあるじゃないですか。

そんな時は、貼り方にひと工夫。

見たいものの一覧化を目指して、マステでコピーやプリントを貼ると、ページ間の行き来が減って、手帳を続けやすくなります。

7.手帳の見返しを自分好みにデコ

思わず手に取りたい手帳にするために。
ここ数年は、手帳の見返し部分をラッピングペーパーでデコするのが恒例です。

自分しか見ない部分なのですが……こうやって、ちょっと覗くのもまたかわいい!

2024はヒヤシンス柄。

2025はサブ手帳も含めて、カバーの色などとコーディネイトしながらペーパーを貼り付けました。

\貼り付け方のポイント/
見開き部分にべったり糊を付けると、手帳の開閉時にペーパーがもたついてしわになるので、のど付近(=手帳の中心、折り目がつく部分)はあえて糊を付けないのがオススメ。
貼り付けるペーパーは見開きより若干幅を狭めにカット。のど付近のペーパーが少し浮くくらいに仕上げると開閉してもしわが寄りにくくなります。

▼個人的に愛用することが多いのはこちらのショップ


手帳歴もようやく丸3年を迎えようとする今、いろんな失敗や経験を経て、ようやく何が自分にとって気持ちいいのかがわかってきた気がします。

つまり、今回ご紹介したアイデアは、すべて「私にとっての心地よさ」が真ん中にあるもの。

これを読んでくださっているあなたにとって、自分には合わないものは容赦なく切り捨てていただきながら、「よさそう!」とピンときたものはヒントにしていただけたらうれしいです。

\私が愛用する母艦手帳は自分軸手帳/

▼手帳の話題はこちらのマガジンでご覧いただけます

いいなと思ったら応援しよう!

矢島 美穂|本の言うことを聞くライター
最後までお読みくださりありがとうございます。SNSで感想・シェアを頂けたらとてもうれしいです(必ず読みに行きますね!)。いただいたサポートは、noteコンテンツにつながるような書籍購入に使わせていただきます。これからも気軽に遊びにいらしてくださいね!

この記事が参加している募集