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事業主になるまでのみち・2

こんばんは。

事業主(ビジネスオーナー)になります。夫が。
詳しくは前の記事を読んでね。→事業主になるまでのみち


今朝7時に家を出て、隣り町まで娘のパスポート写真を撮りに行ってきました。
(車でハイウェイ時速110km、2時間。隣り町遠い。)

そこの町はちょっと大きくて、お店がいっぱいあります。私のお気に入りはリサイクルショップ(笑)

オーストラリアには、日本のブックオフみたいなリサイクルショップじゃなくて、寄付(チャリティー)のリサイクルショップがたくさんあります。
(人が寄付したものを売って、売り上げを何らかに寄付する。)

買取じゃないので、審査もなく私もよく寄付します。断捨離にもってこいです。

うちは、子供たちだけでなく、私も夫の作業着もリサイクルショップで調達しています。

貧乏くさいですか?笑

でも、下手に安いお店で新品買うより、質の良いものを見つけられるんです!
*宝探しのよう。

私はポリエステルやアクリルが入った服は子供にも買わないので、安いお店の服はダメなんです。だから、うちの子たちの服は結構ちゃんとしたブランド品の服が多いです笑 
*知らない人が見たらお金持ちと思われるかも。
*でも3ドル 

それに、リサイクルしたら、ごみをすこーしでも減らせますしね。いいこと尽くし。

そんなこんなで、せっかく隣り町まで行ったので、リサイクルショップものぞいてみたのですが、入った途端、ボランティアで働くおばちゃんがセカセカと除菌剤を持ってきて、はいこれつけて~とやってきました。逃げるに逃げられず、手にビジョっと出されて行ってしまいました。

不特定多数から寄付されたものが並んでいるこの店で、その除菌剤を手につけることで、私が(もしかしたら)持っているかもしれないウイルスを拡散する可能性が減る確率はどのくらいなんでしょう?と聞きたい。
#除菌するならむしろ店を出る時だろ


夫、練習用ドローンを買う

とまあ、前置きが長くなってしまいましたが、
#どこかに吐きだしたかった
夫が今朝、家を出る前に練習用ドローンのお支払いをしていました。

そのお値段、56万円なり。(わかりやすく1ドル100円計算。実際は80円ちょっと)
20万から30万円って見積もってたじゃん~。としょっぱなから2-30万円の誤算。

それでもお支払いいたしましたよ。

事業主心得1:請求書が来たらすぐ払う。

事業主だからと言うことはありませんが、我が家は請求書が来たらすぐ支払うようにしています。

これは信用を買うという意味でそうしています。
欲しいもの、必要なもの、どちらにしろ買うものなら喜んでさっさと払ってしまった方が、請求書を出した側も気持ちがいいですからね。対人間のビジネスをしていくので、その辺りはきちんとしていきます。

私は1983年、京浜工業地帯の町工場に生まれました。戦後、鹿児島から一人出てきた祖父が建てた町工場で、私の父は祖父と、叔父ともう一人か二人雇って働いていました。そのうち祖父は引退し、父は代表取締役になりました。

あの辺の町工場はみんな1階に工場があり、二階三階は住居になっています。我が家も例外なく、2階が祖父母、3階が我が家の二世帯住宅でした。なので、父は仕事に行く通勤時間20秒。仕事は1階、事務所はうちの台所。工場のやり繰りやお金の話はそこで行われていました。

90年代、私が小学生だったころ、あの辺りの工場はフル回転でした。バブル期です。どこの工場も機械が回っていて、土日関係なく機械の音が聞こえていました。それは私にとっては騒音ではなく、心地の良いものでした。あのころ父は朝は5時から、夜は11時12時まで働いていました。

町全体がお金持ちで、活気にあふれていたかもしれません。しかし、泡はいつかは割れるもので、バブルは崩壊しました。工場の音は週末にはほとんど聞こえなくなり、父の仕事もあったりなかったり。

当時、まだ小学生で、バブル、バブル崩壊、不景気、言葉はよく聞くけれども、状況はよく把握できていなく、それでも父がよく家(3階)にいるのには気づいていました。私はそれが嬉しかったけれど、父にとっては不安や焦りもあったかもしれない。なんせまだ育ち盛りの子供3人を抱える若年夫婦。

うちの両親はお金の話を私たち子供の前でしませんでしたが、しかし東京の狭い家です。聞こうと思えば聞こえる。それでも母は、子供はお金の心配なんてしなくて良いの一点張り。まあ心配しようにも、心配したところで助けられもしないのですが。

それでも、私は幼いながらに何か学んでいました。
母が私たちに教えたのか、それとも両親の行動を私が良く見ていたのか、私は、請求書が来たら、確認してすぐに払う。払う時は喜んで払う。ことを学びました。
*子供は本当によく見ているから
*油断できない

父は、母に請求書を渡して、母がすぐに銀行に振り込みにいかないと、ひどく怒る人でした。母は多少鈍くさい人なので、銀行に行くことを忘れて、父が階段を上がってくる音が聞こえると、「あ、いけない、銀行に行かないといけないんだった!お父さん目を三角にして怒るのよ~」とセカセカと準備を始めていたのも1度や2度じゃありませんでした。
*それでもむっちゃ仲良し

そんなこんなで、私は自営業の家に生まれながらも、お金のことは何も教えてもらえなかったけれども、ただ、両親の背中を見て学んだことは大きかったのかもしれない。
*子供はお金の心配なんてしなくて良い。しか言われない。

それは大事な大事な学びで、今回、夫がビジネスを始めたい。と言ったことに対して、いいよ~と言えた基になったのかもしれない。そして、私もまた、夫に頼まれた支払いを忘れ、セカセカとお金の工面をする様子が目に浮かぶのです。笑




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