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仏像をモノマネすると楽しいよ。

こんにちは、仏像に一番近いアイドルみほとけです。

私の特技・兼・趣味は仏像のモノマネをすることです。

輝いていて胸をワクワクさせてくれる仏像に憧れるあまり、近づきたいなと思ってありとあらゆるものを駆使して仏像になりきってみる
という試みを続けているんですが

まぁ、これが楽しいんです。

楽しいポイント
①成り切る=自分じゃない誰かになる
演技やダンスをするときの爽快感に似てると思います。主観です。

②仏像の細部まで見えてくる
ものまねをするということは、つまり対象を研究し調べ尽くすということ。頬の膨らみ、筋肉のつきかた、腕の長さ、傷や色の落ち方、などなど、見えてくる情報の多さたるや。真似たいから見えてくるし、見えてくるから真似たくなる。みほとけです。

③日常で仏像っぽいものや、仏像に使えそうなものを見つけてしまう
「あ、これ帝釈天の甲冑に似てる!」など。仏に使えそうなものを見つける=日常に潜む仏っぽさを発見しながら生きる。これが癖になると楽しい日々です。
「あ!ここ玉ねぎだ!」みたいな発見がある方と仏像を身近に感じません?

あと、私の仏像ものまねの特徴としては「なるべくお金をかけないこと」です。
お金かけて本物に近いものを用意すればクオリティも上がるでしょうが、全然関係ないと思っていた意外なものを使って仏像に引き寄せるから楽しいんじゃないかな?と思っています。


まぁ、こんな感じでやってよかったと思うことがあるので、TwitterやInstagramのフォロワーさんに仏像ファンが多いので「一緒にやろうよ〜」って思ってたんです。楽しいからやってみようよ〜って。「やってみたいな〜」って声も(少々)届いていたんです。

で、昨年末、念願叶って、京都・龍岸寺さんでやらせていただけることになったんです!
龍岸寺さんといえば、浄土系アイドル”てら*ぱるむす”さん・新言語「ナムい」・ドローン仏・・・などなど、数々の仏教的発明品を量産しているベンチャー寺院です。京都の駅から歩いて数分です。

めちゃんこオシャレな垂れ幕。「仏教と自然」という企画展をやっている会期中に、イベント開催させてくださるとのことで、行ってまいりました。

制作風景の写真は残念ながら撮ることはできなかったのですが

①ご住職の池口さんと仏像トークショー
②参加者とお寺のメイン仏”阿弥陀如来三尊像”モノマネを作る

て流れで実施。

①仏像トーク
「ご住職にとってのこの御本尊はどういう存在?」「この仏像をみほとけはこう見る」「ここが珍しい・特徴的」など。

毎朝ご住職はここの阿弥陀如来を前にお経をあげます。すると自然と心の調子が良くなる…というか…落ち着くのその先、みたいな感覚になるそうです。心の調子ってなんや、っと思うわけですが、交感神経と副交感神経が同じような興奮状態になる状態がそんな感覚らしいですよ。伝聞です。
忙しくとも、様々なアイデアを実現させる多動的な僧侶の池口さんが安らぐ時間ということでした。

みほとけは、
衣はもっちと体にまとわり付きつつ、ヒダは躍動的。
顔は平面的で安らぎ豊かな表情で個性を主張してこない。
衣は躍動的で攻めてる×顔は静かで保守的。
江戸時代に愛されていそうな造形。
ここは江戸時代だ!!!

と感情的に話しました。仏師さんもそう言っていたらしいです。池口住職からの伝聞です。

②次に仏モノマネの制作段階へ

作るのは阿弥陀如来三尊像(あみだにょらいさんそんぞう)
阿弥陀如来さんをセンターとする3人組ユニットです。
センター阿弥陀如来さんは悟りを開いているひと
その左右に勢至菩薩(せいしぼさつ)と観音菩薩(かんのんぼさつ)を従えています。

ではでは作っていきましょう。
まずは、須弥壇(仏像が乗っている壇)の目の前・間近・で
じっくり見仏。

参加者の声
「こ、こんな近くで見ていいなんて・・・」
「この中(いつも入れない内陣に)入っていいなんて・・・」
「こんな冠を被ってたんだ」
「頬の丸みを感じるぞ」
「意外と顎まわりタプタプ!」

仏モノマネ道具(略して仏具)を作ります。

用意するものは画用紙とクレヨン、カーテン、トイレットペーパー。

冠と光背(後ろのしずく型の板。仏の光を表しています)をヌリヌリ。
眉間の白い飾り(白毫:ビャクゴウ)を装着。
黒布でそれっぽい衣に。
首から垂れている長い紐をトイレットペーパーで。


あーだこーだ語りながら、ゆるく仏像になりきるグッズを制作していきます。

いよいよ、左側、勢至菩薩のモノマネ完成。
(作っていただいた参加者さんに着ていただくんですが、みほとけが着てみたらこんな感じ)

ちなみにこれ、5歳児ちゃんとみほとけの合作です。表情もキマってます。

次に、阿弥陀如来の右側、観音菩薩のモノマネはこんな感じ

こちらは大人の男性が作ってくださいました。
光背の独特の模様を上手く捉えています。

最後に真ん中の御本尊・阿弥陀如来。チーン。

打って変わって、体の衣は白い布で表現。
この光背を担当した大人の男性参加者さん
「こんな図工みたいなこと何十年ぶりだろーー苦手なんだよーー」
と言いながら、一生懸命作ってくれました。ありがとう。
なかなかの再現度だし、黄色とオレンジを交互に組み合わせて仏の光を表現しているところに才気を感じました。やるなぁ。


時間の都合上、螺髪(ラホツ:仏像の髪型でブツブツしてるヘアスタイル。)は製作できなかったので
フェリシモおてらぶさんの傑作・螺髪ニットを使用しています。
暖かいし、手触り最高だし、すぐに仏像になれるし、重宝しています。

というわけで、3体の仏像のモノマネが完成しました!

完成品を合成して阿弥陀如来三尊像を組み合わせるとこんな感じ

な・・・ナムい!!!(仏的尊さを感じた時の感嘆詞)


以上でみんなで仏モノマネを作ってみようイベントのレポでした。
いつも一人で作るので多くの方と一緒になってるくるのはとても楽しかったです。仏像好きの参加者さんも「こんなに簡単にしっかりできるなんて」「こんな自分、クスッと笑ってしまいますね」と喜んでいただけたようで何よりです。

心なしか、後ろの阿弥陀如来さん(仏像)も、きた時より輝いている気がしました。

ちなみに、このモノマネがぞうの製作はこのように参加者さんに撮影を手伝ってもらったのですが

すごい共同作業。これだけで三尊像に見えますね。

また、このイベントは東京でも京都でも、継続的にやっていきたいと思いますので、みなさま是非ご参加ください。


実際の仏像さまをみながら、御本尊さんの前でモノマネするってとても発見と刺激に溢れた時間でした。

龍岸寺さんでの思い出もパシャり

ガチャガチャで買える本格的仏像「ガチャ仏様」

てら*ぱるむす メンバーのしおてんちゃんと再会


お寺グッズとして、みほとけの作務衣を売らせていただきました。

一休さんとして、屏風からとらを取り出すことに成功。

フェリシモおてらぶ さんの新作らほつニット、きな粉色を試着


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