#6【ヨガ哲学】足るを知るの実践 サントーシャ
ヨガを始めてから約7年になります。
恐らく2017年の夏から本格的に始めたはず😂
プロフィールご興味あればですが、改めて!
ヨガの経典ヨーガスートラで学ぶとても有名な、
#ヤマ二ヤマ #八支則 の #サントーシャ (足るを知る)
この考え方は自分にとって最も重要な要素だと捉えています。
特に物質的に成功していくことが正だという思考で生きてきた方や、
他者や社会から価値を認められることで自分の幸せを測ってきた方、
要は内側ではなく外側にあるものに幸せを依存してきた方にとっては、
足るを知るという概念はとてもとても重要な考え方になると思います。
30年以上私は外側の意識で生きてきましたが、直近でもまた、このサントーシャを突き付けられています。
私と言えば、理想のマタニティ生活を描いていた節があります。
いっぱい体のことやこれからの育児のことを勉強して、子供の尊厳を守れるような先進的な母になるために。そして何より自分のことをケアして大事にして心身ともに美しくありたい。ついでに夫婦2人だけの時間も大切にして想い出づくりにいそしみたい。
大変欲張りであった。
赤ちゃんはそんなことよりも、ママがとにかくゆっくりのんびりと過ごすことだけを望んでいたことを知ってから、毎日無事に朝目が覚めて何事もなく一日が終わること以上に幸せなことはない。と、嚙み締めています。
別に今はもう、何か新しいことを取り入れていく必要はなく、ただただ宿った命の奇跡と、その神秘に浸り、その美しさを眺めているだけで良いということ。
沖縄に引っ越してとてののんびり(安静にするしかないのもある)過ごしていますが、沖縄は雨や曇りの日には92~3%くらいまで湿度が上がります。
湿度が高いと呼吸がしずらく、喘息持ちの私には生きにくい環境。
あれだけもう東京は嫌だ。と言っていたのに、あ~何で沖縄来ちゃったんだろう、息苦しい。と、隣の芝生はなんちゃらです。
そしてやっと、吸って吐いての一呼吸に集中するのはそんなときです。
大きくなった子宮で肺は圧迫されていて、通常モードでも呼吸は浅くなるから余計にです。
当たり前に呼吸なんて生まれてからずっとしているのに、呼吸がしにくくなった途端にそのことに集中して、スムーズな吸って吐いての呼吸に感謝し始める。うんざりしていた過去の環境が良かったんじゃないかと後悔し始める。
なんとも足るを知れていない。
ヨガの練習を通じて、あれだけ #足るを知る 練習が必要だとわかっていたのに、実践し続けるのは難しい。
健康や目のまえの幸せを失ったときだけ意識するのは簡単ですが、日常でその意識を持ち続けていくのは人間にとって真の修行だと思います。
複雑なことに、社会活動における向上心たるものは、無いものに目を向けてドライブすることも多く、負のエネルギーが上昇して自分の燃料が一気に燃え上がるわけです。
このバランスがものすごく難しいと感じ、良い悪い・0か100など二元論的に生きてきた私にとっては、足るを知るとあるべきだと叩き込まれた向上心の狭間で葛藤が起き、システムエラーをよく起こしていました。
幸せホルモンの種類は3つあると言われていますが、以下3つの幸せの種類をバランスよく感じることが重要なんだと思います。
最も大事な要素は、心と体の健康で感じる セロトニン的幸福 ですが、これこそまさに足るを知るのベースです。
心と体の健康で感じる セロトニン的幸福 (自然の中で森林浴をして気持ちいいなあ。)
他者との繋がりで感じる オキシトシン的幸福 (大好きな人といられて幸せ!うれしい!)
成功や成果で感じる ドーパミン的幸福 (スポーツ大会で優勝した。やったー!)
オキシトシンもドーパミンも他者に依存した幸福になってしまうからこそ、
すでに自分の内側にある幸福を思い出す (すでに誰もが知っていること)ことが、豊かな人生に繋がると実感しています。