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それはいつだって事実だった

2022年本屋大賞受賞 ソン・ウォンピョン『三十の反撃』。

読む人によって、三十が四十にも五十にも六十にもなりうる、いつだって、誰だって、自分らしく生きていいんだと背中を押してくれる一冊。

最後の一文がそっと寄り添ってくれた。

あえて私は特別だと、ほかの人とは違うと、力を込めて叫ばなくても、私は世界で一つだけの存在になる。(中略)そんなに頑張らなくても、そもそもそれはいつだって事実だったということだ。

本書では、いたるところにジャズの名曲が登場するのだが、あいにく私は全く詳しくないので、それぞれSpotifyで集めてまとめたみた(15曲以下なので途中関係ない曲が入ってきてしまうよ泣)。聴きながら読むと、よりそれぞれの情景が目の前に浮かび上がって、主人公の隣にいるような気分にさせてくれる。

前作「アーモンド」も読んでみようかな。

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