カウンセラーってイライラしないの?

「カウンセラーだったら、もうイライラしたりすることも無いでしょ?」

これ、たまに聞かれることがあります。
カウンセラー以外にも、臨床心理士とか精神科医とか何かしら心に関わる仕事をしている人は、そんな質問を受けた経験もあるんじゃないでしょうか。

そうですよね。心を専門に扱っている人が自分の感情に振り回されたり、他人に心乱されたりしてたら、ねぇ。それで偉そうにメンタルケアについて書かれても、ねぇ。

......はい。告白します。

全然そんなことありません。カウンセラーだって、イライラしてやけ食いもするし、失敗して落ち込むこともあるし、もやもやして眠れない時もあります。

もちろん、カウンセリングの現場ではカウンセラーの個人的な感情の揺らぎは抑えるべきものです。それはプロとして当然求められることだと思います。

が、しかし。日常においては至って普通の人間なのです。

イライラを歓迎できる

ただ、心理に関わる仕事をするようになって変わった点もあります。
イライラとかモヤモヤとか、そういう感情の波が訪れた時に「あ、これネタになる」と思えるようになりました。

その瞬間はグッと湧き立つ感情はありますよ。でも、すぐにもう一人の自分が現れて「何でこんなイラっとするんだろう?」「相手はどう思ってるんだろう?」みたいなことを考え始めて「これ、もしかして記事1個書けるのでは?」と思うわけです。

反応の仕方が変わるんですね。主観的に感情に浸るのではなく、客観的に分析するようになります。イライラしたら、むしろ「やったぜ!」くらいな感覚。

お寿司屋さんにとっての市場が、私にとっては日常。感情の揺らぎは新鮮なネタと同じなのです。(例えがうまくない)
日常の中の自分の感情や自分の周囲で起きたこと、そういうリアルが感じられるものは読む方としても面白いし反応も多いと感じます。

なお、カウンセリング現場でのことは守秘義務に反しますので基本的に文章化など行っていません。

言語化すると波が引いていく

イライラする。モヤモヤする。
そんな時に「こういう理由でイライラしたのかな」とか「自分はこれが腑に落ちてなかったんだな」と、文章として組み立てていくには分析と言語化が必要になってきます。

その客観的な過程を経ていくと、あんなにザワついていた感情や思考の波がスーッと引いていくんです。

不思議なものですよね。
でも、自分の感情を客観視して、時には書き出したり言葉に出したりすることはカウンセリングの中でも行われる手法でもあります。

子供の頃からやっていた

思い返してみると、子供の頃から何かイライラするようなことがあると日記に書いたりしてたなぁ。引かれるかもしれませんが、正直に言ってしまうと「◯ね!」みたいなことも書き殴ってました。

ちょっとしたことですぐ、イライラするタイプだったんです。でも、それを外には出せないので鬱憤だけが溜まっていく......
その吐き出し口が日記だったんですね。あの頃もやっぱり書くと気持ちが少し治りました。

でも、今は感情をただ書き連ねるだけではなくて、分析して言語化してという過程を経るので、次に同じようなことがあってもイライラしなくなるんです。
試験で「これ見たことある問題!」ってガッツポーズを決めるようなもの。傾向と対策が完璧な状態。(やっぱり例えがうまくない)

しかも、それをこうして発信することで、自分だけではなく、誰かの役にも立つのだとすれば、果たして一石何鳥になるんだろう。

まとめ

そんなわけで、今日のまとめ。

カウンセラーもイライラする。
でも、noteに書くことでイライラを歓迎できる。
傾向と対策ができてイライラもしなくなる。

結論:「みんなもnote書こう!」



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