あなたが「優れたリーダー」という言葉を聞いて 思い浮かべるリーダー像はどんな人でしょうか? リーダーシップのスタイルは様々です。 先頭に立って旗を振る人もいれば 何も言わず背中で語る人もいるし 応援団のように共に歩く人もいるかもしれません。 世の中にはたくさんのリーダーシップ理論があります。 『EQ 心の知能指数』で有名な著者ダニエル・ゴールマンは リーダーシップのスタイルを、6つに分けました。 最近ではサーバントリーダーシップや、 オーセンティックリーダーシップなど
今日みなさんに共有したい学びは、私がリーダーを支援するコーチになりたいと思うようになった理由でもある、組織に及ぼすリーダーの影響度についてです。 ありがたいことに私は色々な国や領域のビジネスを率いるリーダー達と働く機会が多いです。同じメンバーなのに、リーダーが変わるだけで、チームが見違える動きをすることがあります。 もちろんリーダーが一人で何かを達成することはできません。チームを構成する一人一人が役割を果たして、チームとしてのパフォーマンスが出るものです。 それでもリー
少しの間ドバイにいました。 私の目に、ドバイは “混ぜこぜ”の地として映ります。 国籍も、文化も、宗教も、貧富も。 全部、混ぜこぜ。 自分と異なるモノがたくさんある地。 あるフランス人の同僚は インド人の別の同僚が いかに自分の仕事を守ろうとするかに驚き 別のエジプト人の同僚は フランス人がとてもストレートに 発言することに驚いていて 私も「わかるわかる」と 感じる節がありました。 大富豪がウジャウジャいる一方で 家族と離れて出稼ぎにきている人も たくさんいます。
先日インドに行く機会がありました。 インドは私が初めて海外赴任をした国です。 3年間の赴任中に出会った 人、街、仕事との再会。 最後に9年前の帰任時と 同じ飛行場の 同じラウンジの 同じ場所に座ったとき 色々な気持ちで胸がいっぱいになりました。 3年間の赴任の 大変だったことや嬉しかったこと 自分の成長も含めた達成感を 胸に抱いていた9年前。 その3倍の9年という月日が経って また同じ場所に座った私の心に まず最初に浮かんできた気持ちは あれから9年も経って 私はど
人生で起こることも ビジネスで起こることも コントロールできないことばかりです。 こんなに先を見通せない中 中期計画や年度の事業計画を作る 狂気の沙汰、と思えたり、笑。 それでも作る。 計画通り進まないとき 望まないことが起きたとき 自分の中にある感情は騒ぎを起こします。 でも、どんなに騒いでも 起こった事実は変わらない。 できることは 起こった事実を起こった、と受けとめる。 そして 自分にできることがあるなら 改善に向けて行動する。 できることを全て行った後
2024年、みなさまにとって どのように始まりましたでしょうか。 世界では争いがいまだに続き、 日本では自然災害や事故から新年が始まりました。 私たち一人ひとりの存在は小さく 世界を今すぐ変えることは 不可能に見えます。 それでもきっと できることもあると 私は信じたいです。 それは 自分の内面を見つめ 内面から変わっていくこと。 自分の中にある 心の底から欲している願い 怖すぎて認識すらできない恐れ 自分の言動をドライブしている欲求 それらが ただそこに「在る」
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンのワークショップを受ける機会がありました。その中で心に残った2つのメッセージを共有させてください。 1つ目は 「文化(Culture)」という言葉が出てきたら 「関係(Relation)」という言葉に置き換えること。 「文化」という言葉は 組織の言動特性であれ 共通の道徳観であれ 宗教であれ いろいろな意味をあいまいに包み込んでしまう 「関係」という言葉に置き換えた瞬間に 私 と あなた が浮かんでくる 私はあなたと
2月が始まりました。 どんなにハイパフォーマーな人でも 仕事が趣味と言い切ってしまう人でも 私たちは全員人間。 休息が必要です。 ビジョンへの情熱が熱い人ほど 責任感が強い人ほど チームへの思いやりがある人ほど 仕事に全身全霊で取り組みます。 まだまだ もっともっと 止まりたくても止まれない。 止まりたいと思っていることに 気づく余裕もないことだってあるかも。 仕事に夢中になるのと同じくらい 心身の健康に 心をかけているでしょうか? 身体からのサインを 無視
「異文化の中で、信頼関係を築くTipsを教えて欲しい」と聞かれました。 私は今まで、インド、エジプト、UAE、そしてフランスで働いてきました。 ですが、「これさえあれば信頼関係バッチリ!」という王道のTipsはないです。(あったら誰も苦労しませんが) 王道Tipsはないですが、「これがないと始まらない」というアイテムはあります。 それは、好奇心です。 人間は、相手が自分に関心がある人かどうか、無意識に感じ取るセンサーがあると思います。 上司が部下のことを考えてくれ
変化の予測ができず スピードも早まる中 Agility (俊敏性)いう言葉を よく聞くようになりました。 意思決定のスピードを高め 臨機応変に素早く行動する そんな行動が ビジネスにおいて求められ 働く私たちにも期待されます。 そんな中で 組織のマネジャーが Agilityを妨げるボトルネックに ならないようにしなければ! とふと思うことがありました。 組織の中にいると 提案を一般社員が課長に行う 内容によっては 更に上層のリーダーの判断を仰ぐ ということが頻繁に起
最近の私の学びは、 素晴らしいリーダーは 人の気持ちをくみ取り どんな状況であっても それを生かす ということ。 大事な会議に向けて チームが準備を重ね 無事に終わったその日。 一人のリーダーはチームのオフィスに出向き 役職問わず貢献したチームと 握手を交わしました。 普段会わない高い役職の人から 直に感謝を述べられたチームの 喜びが想像できます。 その日はたくさんのゲストがいて リーダーは多忙を極めていました。 ですが、チームに思いをはせ 会いに行く行動をとっ
今日は当たり前すぎる メッセージを 私の実感から一つ 共有させてください。 エジプト出張に行って来ました。数年前に駐在経験のある国です。 ですが、そこに実際に行くことで、久しぶりに思い出すこと、初めて感じることが、たくさんありました。 インターネットのおかげでつながることが簡単になり、オンラインで顔を見ながら話せる時代。 でも 足を運ぶからこそ受け取れる何かがある 行かなければ受け取れない何か そこに行くから見えてくる世界 会って話すから感じ取れる心の動き
大切な友人が人生を考えるきっかけを持ち、 「仕事以外の目標がない」と言っていました。 その人にとって、キャリアは大切なもの。 でも仕事だけでは人生は満たされないと 感じているからこそ 「仕事以外ダメだ」と評価したのだと思います。 “Wheels of Life”(人生の車輪)という コーチングのツールがあります。 円を描き、それを6−8つに区分けします。 それぞれに、キャリア、健康、経済、家族、パートナーシップ、友人、自己成長など、人生で大切なものを入れて、10点満
仕事の任せ方について考える機会がありました。 「任せる」について辞書をひいてみると 「仕事などを他にゆだね、その自由にさせる。」 と出てきます。 「ゆだねる」の意味を調べると 「処置などを人にまかせる、また、すべてをまかせる。」となり 「任せる」と「ゆだねる」でループします、笑。 意味のポイントは 「人に渡すこと」 そして 「自由にさせること」 辞書の意味と異なるのは、組織の中での使われ方。 「部下に仕事を任せる」と言いながら 最終アウトプットの責任が マネー
エグゼクティブコーチングでは時間管理に関するトピックが出てくることがあります。 みなさんお忙しい中、どうしたら時間を有効に使えるのか関心が高いからでしょう。 「タイムログ」という言葉があります。 自分がどのように時間を使ったのか記録していくこと、のことです。 記録を通じて思っているのとは違う配分で時間を使っているとわかることもあります。 この「タイムログ」は、これまで時間の使い方を意識していなかった方にはおすすめの方法です。 経営者でありリーダーである皆さまは、す
最近、「ダイバーシティ」「多様性」の文字を新聞やインターネットで見ない日がないほど、トレンディーワードになっている感があります。 女性比率向上やLGBTの方の権利向上など、それ自体も大切ですが、 企業が多様性を推進すべき理由は、多様な価値観が集まったグループの方がイノベーションが起きやすいからです。 でも多様な人材が集まっただけでその異なる価値が社内で評価されなければ 違いが生かされることはありません。 ダイバーシティの真の価値が、多様な属性の話にすり替わってしまうのは