異文化の中で信頼関係を築くには?
「異文化の中で、信頼関係を築くTipsを教えて欲しい」と聞かれました。
私は今まで、インド、エジプト、UAE、そしてフランスで働いてきました。
ですが、「これさえあれば信頼関係バッチリ!」という王道のTipsはないです。(あったら誰も苦労しませんが)
王道Tipsはないですが、「これがないと始まらない」というアイテムはあります。
それは、好奇心です。
人間は、相手が自分に関心がある人かどうか、無意識に感じ取るセンサーがあると思います。
上司が部下のことを考えてくれているか、仕事の成功ばかり考えているか、なんとなくわかっちゃいますよね?
異文化であっても、相手が自分に関心を持っているかどうか伝わります。
自分や自分の国の文化に興味を持っている人は、なんとなく好感を持ってしまう。
「日本が大好き」と外国人に言われると、その人を助けてあげたくなるのと同じです。
無意識のセンサーは性能が良く、興味があるフリをしても伝わってしまいます。
だから本物の好奇心を持つことが第一歩です。
そして、信頼関係を築くのに大切だと私が信じているもう一つは
自分からこころを開くことです。
言い換えると
自分の弱さをさらけ出せるかどうかです。
「あなたに教えてあげる」ではなく
「わからないから教えて」と尋ねられるか?
「助けてあげます」ではなく
「助けてください」と頼めるか?
私のストーリーを伝えるのでなく
あなたのストーリーを聴けるか?
弱さを出すなんて、好ましくないと思われることが多い社会です。
マネジメントの立場であれば尚更、「弱いと思われないか?」と心配になります。
だけど、完璧ぶって弱さを隠しても信頼はされない。本当の自分を見せるところからしか信じあえる関係は生まれない、私はそう思ってます。
コーチングセッションが効果的なのは、クライアントとコーチの信頼関係に基づいて、クライアントが自身の弱さをテーブルに乗せて一緒に向き合うからだと思います。
弱さは力。
あなたがどんな弱みを持っていると思っていても、それはきっとあなたの力になり、周りの人を惹きつける魅力になっていく、私はそう思ってます。
読んでくださってありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?