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ショウガのおろし器って、どれがいいですか??

おろすときにやりやすい・洗いやすい・辛味を感じやすい。
それぞれの良さについて、最後は個人の好みですが、比べてみましょう。


種類

あくまでもイメージなのですが
①金属のおろし金系
②すりつぶす系
(今回は陶器類)
③繊維まで切る系

があると考えています。

①金属のおろし金系

いわゆる、おろし金です。
目の細かさや、刃の大きさで複数の種類を三保原屋でも扱っています。

鋭利な金属の刃で、「切り裂く」イメージです。
強く触るとケガをしますね。

②すりつぶす系

↑これを①おろし金に近い感じで紹介するか、②すりつぶす系で紹介するか、悩みました。

例えば、ワサビの「鮫皮おろし」のようないイメージ。

押して、「おろす」イメージです。

③繊維まで切る系

正確ではない言い方かもしれませんが、
細かいピーラーの刃で、「そぐ」イメージです。

一時期、ユーチューバーの方々がおしていた「マイクロプレインのゼスターグレーター」という道具も、私のイメージではこちらにカテゴライズされます。


やってみる

それでは、ショウガをおろしたので結果を見てみましょう。

①金属のおろし金系

少量をやるには問題ありませんが、ある程度の量をやろうと思うと少し大変でした。

右手でショウガを持って、左手でおろし金を持つのですが・・。
右手を動かしているつもりですが、左手も一緒に動いてしまうためだと思います。

②すりつぶす系

これは案外やりやすい!
カモシカ道具店のものと、元重製陶のものを比べました。

繊維に沿っておろしたのですが、繊維を切らないので、長い繊維が含まれる印象です。

写真でも繊維が見えますね。
繊維が嫌な方は、繊維が見えやすいので、お箸などで取り除くこともできるかもしれません。

↑カモシカ道具店のものは、一枚下に手ぬぐいや、ふきんを置いて使うと良いと思います。

↓元重製陶のものは、底面にシリコンがついており、滑りにくくなっています。これ、おろしやすかったです!

③繊維まで切る系

表現があっているかどうかわかりませんが、こまかいピーラーのような刃で、繊維まで切るようなイメージです。

たまたまかもしれませんが、今回は、繊維が出にくい結果になりました。

↑こちらのものも、置いてすりおろすことが出来るので、短時間で量をおろすことが出来そうです。

↑グレーターもできなくはなかったのですが、少しやりにくさもありました。

食べる

※あくまでも個人の感覚です。

最初から辛味を感じたという意味では、

1位:①金属のおろし金系
2位:②すりつぶす系
3位:③繊維まで切る系

の順番でした。
ただし、ショウガによる個体差や、部分による味の違いまでは、意識をしておりません。

やりやすさ

量をある程度やるのであれば、
おろし器を下に置いて、
ショウガをおろすことができる形状が良いと感じました。

②すりつぶす系のものは、やりやすさを感じました。

特に元重製陶のものは、ストレスを感じにくかったです。
かもしか道具店のものも、下にふきんや、てぬぐいを敷いて使うと便利でした。

洗う

5秒くらい水で流してみます。

①金属のおろし金系

さっと流すと、少しだけ繊維が刃に残りましたが、全体の85%以上は汚れが落ちている印象です。

②すりつぶす系

これは洗いやすいです。
ほぼ100%のショウガがとれた印象です。

↓こちらも、洗ったらほぼ100%のショウガが落とせました。

③繊維まで切る系

長い繊維がひっかかり、残っていました。
ただ、このタイプは、手を切らないような角度で刃に触ることができるので、洗うのは比較的簡単です。

グレーターは、裏におろされた食材が貯まります。

↑分かりにくいのですが、長い繊維が引っかかっています。

ちなみに

ちなみに、おろし金でショウガが残るのが困る方には、スクレーパーという小さな小さなホウキみたいな道具もあります。

(お箸で、おろし金をさわると、お箸の塗装とかが傷むこともありますし。)

まとめ

デメリット・メリットがあるのですが、
情報がごちゃごちゃしてしまうので、『どれがいい??』というご質問に完結に答えるのであれば・・。

『辛い!』
と瞬発力が欲しい方には
より細かい目でおろせる①おろし金系がオススメです。

『簡単にすりおろしたい!』
『洗うのがラクなのがいい!』
という方には②すりつぶす系がオススメです。

『長い繊維が苦手!(※)』
『あとから辛さを感じる』のであれば
③繊維まで切る系がオススメです。

※完璧に取り除けるわけではありません。

三保原屋では、以上のような取扱がありますが、まずはお近くの専門店さんに行ってみて、色々聞いてみるのがいいと思います!

インスタなどでも様々なオススメ情報が出ますが、あくまでも情報発信者さんの環境(食事を用意する人数、使う頻度など)で、オススメは変わると思います。
また、どんなモノにもメリットとデメリットがあります。

最後に

ショウガを辛くするには、繊維に沿っておろすと辛いそうです。

ショウガの本体を見ると、ボコボコと「タケノコの節」のような線が見えます。この線に対して横に繊維は伸びているそうです。

繊維を切るようにおろすと、以下の写真のようになります。


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