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鉄瓶ってIHで使えるの!?
三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。
あついあつい8月にも、よく店頭で質問をされた
『鉄瓶って、IHつかえませんよね??』
について、noteでまとめておきます。
結論
先に結論を記載します。
●IH使えるものもあります!
●IHのOK・NGの基準はメーカーにもよります。
具体的に・・
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三保原屋本店では、南部鉄器の大手メーカー及源鋳造さんの商品を多く取り扱っています。
おそらく、大手メーカーさんの鉄瓶をご覧になる機会が多いと思うので、こちらをベースに説明をしていきます。
前まで殆どOKだった
実は2020年くらいまでは、鉄瓶は殆どIHはOKとして販売していました。
ただし、最近はメーカーさんによりIH利用可否の判断は分かれてきています。
IHの基準
なお、IHを使える、使えないの、簡単な判断は以下の通りです。
①素材に磁石がくっつく
②ある程度の底面の広さ、形状(平らなこと)
③底面の厚みがある程度あること
今もIHがOKなもの
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三保原屋本店で取り扱いのある商品で説明をしてみます。
鉄瓶の底面が、こんな感じのものはIHが使えます。
以前に比べて、厚み・安定感を増しました。
持っていただかないと分かりませんが、重くなっています。
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今はIHがNGなもの
以下のタイプは従来から販売されているタイプです。
底面が凹んでいるのは、おそらく加熱時に底面が膨張した場合に平らになるような計算で、意図的に凹ませているものと思われます。
過去にはIHがOKでした。
しかし、変形リスクを減らすために、底面の厚みを増した「IHに使えるタイプ」が開発されてからは、メーカ―さんのカタログ上はIH使えませんという説明をしています。
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メーカーさんにより基準は違う
上記説明は、あくまでも及源鋳造さんのカタログに沿った説明です。
非量産型の鉄瓶メーカーさんのものをみると、大手メーカーさんの鉄瓶よりも全体的に薄く作られていることが分かります。
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鉄瓶を薄くつくることが技術力のポイントなので、あえてIH用に底面を厚くすることはなく、火加減を弱くすることをお客様に推奨しています。
鉄瓶を使うには『習慣』
まず、鉄瓶って、なんか興味あるけど、ハードルが高すぎる・・。
という方には以下のnoteがオススメです。
鉄である以上は、サビてしまうことがあるのですが、ある程度であれば、サビても気にしないでください。
また、なるべくサビさせない習慣さえ身につけば、殆ど何も考えなくても使えるようになります。
鉄瓶を始める時期
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三保原屋の多くの鉄瓶ユーザーさんたちは、沸かす時間が決まっているように感じます。
殆どの方が、朝起きてすぐにお湯を沸かす印象なので、それに沿って考えると、鉄瓶の使い初めは秋がオススメ。
朝起きて、何も考えずに『お湯を沸かそう!』って思えるのがいいと思います。
たとえば10月~4月くらいの間、毎日続けると・・。
7ヵ月、朝起きて→鉄瓶でお湯を沸かして・・が無事につづくと、それは既に習慣だと思います。
最後に
鉄瓶の重たい・重たくないは、個人差があります。
ライフステージによっても、沸かす容量や、許容できる重さも違うかもしれません。(習慣で慣れてしまえば大丈夫と、お客様からは伺うことが多いのですが。)
できれば、実物を見て選んでいただくのがオススメです。