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誰もが冒険家になれる海。
──誰もが冒険家になれる海。
これは東京ディズニーシー グランドオープン時の惹句。
私は東京ディズニーシーが大好きだ。
なお、ディズニーオタクがわざわざ「東京ディズニーシーが好き」と言ってるときは、大抵ディズニーキャラクターのことを指していない。
東京ディズニーシーによるオリジナル要素のことを言っている点を留意いただきたい。
今となっては「ダッフィー&フレンズ」や、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『トイ・ストーリー』などキャラクターのイメージが強くなっているかもしれない。
しかし誰もが冒険家になれるこの海には、天文学者、考古学者、科学者、海洋学者など数多の学者もとい冒険家が存在している。
私が中でも好きなのは、フランスのSF小説家 ジュール・ヴェルヌによる『地底旅行』や『海底二万マイル』の世界観を独自に展開したエリア「ミステリアスアイランド」。ここは謎の天才科学者・ネモ船長が研究している秘密基地。シンボリックな火山が位置するのもこのエリア。
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/160930/
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2024年9月4日に開園23周年を迎えた東京ディズニーシーを、ミステリアスアイランドのアトラクション「海底二万マイル」がお祝いする(=グッズが出る)ということで、その世界観に溶け込むような装いで学者気分を楽しんできた。
なお元ネタは👇のミッキー。
(TDR公式サイト、noteでの埋め込みができない)
https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/goods/detail/17213574571/
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コーディネートの要となるエンジのベストは古着で見つけた。ノーブランドとはいえラムスキンなのに格安だったが、なるほどとても臭い……。レザー特有のニオイかと思い、数日間外で干して軽減。それでもやっぱり微かに臭うのはカビなのか…??思うところはありつつも、これがないと始まらないのでそのまま着用。そのままだとホテルスタッフ感が出てしまったので、ウエストマークにセリーヌのベルトを。
ミッキーはブルーのボトムスを履いているが、そこまで合わせたら仮装の域になりそうなので、ブラウンのスラックスを合わせる。
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ジャン=ポール・ゴルチエの洋書風ショルダーバッグで、見た目だけはネモ船長に肩を並べたい。
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ネイルもこの日に合わせて、カッパー×ブルーに。
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「海底二万マイル」は、ゲストが志願クルーとなって小型潜水艦に乗り海底探索をするアトラクション。アトラクションには、ゲストが主体となって物語を体験するものと、客体となって物語を見届けるものの2パターンがあるが、「海底二万マイル」は前者。“本当に海底に入ってるんだ!”と信じていた子供時代はとうにすぎてしまったけど、大人になったいま改めて乗ってみると、隅々まで細かく“作られた”海底世界に深く感動する。行ったことがないから分からないだけで、もしかしたら何処かの海底にはこんな世界が広がっているのかも。
だから、夢を諦めた大人たちもここに来ればすっかり冒険家になれる。
誰もが冒険家になれる海とは、そういうことだ。
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