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人のやる気なんて微風でなくなってしまう話

今日久しぶりに宮崎に帰り、海に向かった。わたしはサーフィンが趣味なのだ。

海に行くために午前中からギアを上げて仕事を終わらせて、今年初の波乗りだから気合いが入っていた。波は良い感じ、気温も春の陽気で、波乗りには最適だった。

ただ、海に着いてため息をつく。着替えに必要なポンチョを忘れた。とは言っても、家まで車で10分。まあ気楽に帰ろうと、車を走らせた。

🏄‍♂️ 🏄‍♂️ 🏄‍♂️

だけれども、往復たった20分の運転でわたしの気持ちは変わってしまった。

なんかめんどくさいかも…

さっき入ろうと思っていたポイントに車を停めて再度波チェックをしたら、さっきより波が良くない気がしてきた。また入りたくない気持ちが募る。

でもせっかく来たし、着替えるか…

着替えをしようと外に出たら手が止まる。寒すぎる。風が強すぎる。

帰りたくなった。(笑)

上の水着だけ着て、早々に車に乗り込み、帰ることにした。

今の20分なんだった?
人のやる気ってこんな微風でなくなるの?

好きなことでも、ちょっとした時間のずれと気温でやる気がなくなってしまうんだ。そのときに思い出したことがあった。

🌊 🌊 🌊

3年前のサーフィンを始めた頃だったら、ポンチョくらいなくても着替えられたし、真冬の海でも5時に起きて朝から練習していた。

でも今はポンチョなしで着替えるなんて絶対にいやだし、冬なら極力昼間のあったかい時間しかサーフィンしたくない。というかできない。

3年前のガムシャラ期
3年経ってある程度乗れるようになった今

何が違うのか。キャリアでもそう。

4年前のフリーランス初期
4年経った今

わたしは仕事に対して「なんでもやります!」のスタンスでは向き合えなくなっている。食わず嫌いをするようになってしまった。

おそらくこれは「たのしい」と思える喜びに対する沸点が高くなり、「なんでもやってみたい」という好奇心がマンネリ化してなくなってしまったからかもしれない。

だから人々は口を揃えて言うんだと思う。

「やりたいことには賞味期限があるから、今すぐにやった方がいいよ」
「今しかできないことが絶対にある、目の前の出来事に目を向けよう」

✈️ ✈️ ✈️

フリーランスになりたての頃に、ワーホリに行こうか迷ったことがあった。結局わたしは、石垣島に行くことに決めたのだが、今でもたくさんの人からワーホリに行った方が良いと薦めてもらう。

でも今のわたしはもうワーホリに行けない。

3年前の無知で、好奇心旺盛で、キャリアにおいても柔軟に対応できたわたしなら確実に行けたのに。

・ワーホリはそんなに甘い世界ではないことを知った
・今ある程度キャリアを築いた段階で、他にあるやりたいことよりも優先できない

いろんな理由が思い浮かぶが、サーフィンと同じく、興味があることのはずなのに腰が重くなってしまった。

🌾 🌾 🌾

数年前にわたしが何の気なく、一人暮らしを考えていた親友にかけた言葉も最後に共有したい。

▼親友のnoteを抜粋している

「今やりたいんでしょ?だったら今やらなきゃ。また今度でいいやって後回しにするとそういう人生になる」わたし良いこと言うじゃんか。

人のやる気なんて微風でなくなってしまうんだから。明日こそはサーフィンに行きたい。今の熱量を大事にして、早速わたしはポンチョを車に積んだ。


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