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新人フリーランスだけど、絶対曲げたくないポリシーがある。
私は一年半前に、育児漫画を描き始めて
それをきっかけにフリーランスになりました。
子供達との大切な想い出を忘れたくない
残したいという思いで描き始めたので
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「我が家のリアル」をずっと描いてきました。
けれど、段々と成長する息子達。
嬉しい事だけれど、どこまでリアルを描いて発信して良いものかとも
思うようになってきた。
子供達のプライベートもあるし
息子達のことをリアルに知っている方も見てくれているのも事実。
実際、子供への良くないコメントを貰ったこともあった
その時、思った。
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すごく、すごく息子たちに申し訳なかった。。。
この子達の忘れたくない大切な思い出を
描いてきたはずなのに
気づけば、
私が漫画に描くことで、子供達は何にも悪くないのに
批判の的になってしまうこともあるんだって。
本当はここできっぱり止める事ができるのがいいのかも
しれないけれど…
私はまだ、そこまで潔く出来ていない。
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それは、まだ私が「育児漫画」を描きたいという思いがあるから。
子供のことが何よりも大切で、子供のこと言われて
息が出来なくなるような苦しさ、悲しさ、悔しさを味わったのに
それでも、さっぱりきっぱりと辞められない私が
何よりも嫌です。
次男が小学校に上がるまで、あと半年
そこまでに決断する。それしか今の私にはまだ出来ていない。
夫のこともそう。
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夫は私のこの活動をずっと応援してきてくれている。
自分はずっと仕事が忙しくて
時には何日も寝ないで仕事してきたのに
その横で、好き勝手やってきた私を見ても
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そう、背中を押してきてくれた。
仕事一筋で、
沢山働いて稼いで家族を支えるもんだって
必死に働いてきた夫。
その考えから、育児にうまく向き合えず
私たちの夫婦関係は破綻寸前まで行ったこともある。
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子供達が小さいときは限りあるもの
向き合えないうちにどんどん成長して行った子供達。
でも、子供が生まれる前
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そう言って、出産前の両親学級で誰よりも一生懸命沐浴の練習をしていた夫
私が、少しでも実家に帰りやすいようにって
新幹線で3時間近くかけて会社に通ってくれていたこともあった
私が孤独な育児にしんどくなって、おかしくなった時も
自宅に少しでも近い部署にと、転勤させてほしいと掛け合ってくれた夫
憧れだったマイホーム
やっと手に入れたのに、それを手放してまでも
私の生きやすいようにって動いてくれた夫
子育ては、仕事が忙しくてほとんどできなかったけど
私の子育ての環境をいい方向にしたいと沢山悩んで
自分の立場を顧みず動いてくれた夫
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私はそんな夫を何によりも尊敬しているし
大切でかけがえのない人だと思っている。
その思いが根底になって
そして、その思いを夫は理解してくれていて
だからこそ、夫婦の話も自由に描いていいって言ってくれている
私も、夫婦の喧嘩話や夫のことを悪く描いたりすることは
もちろんあるけれど、でもそれは
沢山すれ違ってお互い、傷付き、傷付け合いながらも
夫婦関係を修復してきて
今、夫婦として最高な関係になれているって自信を持って言えるから
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今の、この関係になるまでに様々な事があったからこそ
そこは嘘偽りなく描いてきた
正直、もっとこうだったらもっと面白くなるかも
もっとお話を盛って見せたいと思うこともある。
…実際過去に、夫婦の話をノンフィクションで描いたところ
お話が弱い
もっと夫が育児に理解がないような描写があった方が良いと
言われた事があった。
お仕事として、私も出来るだけ沢山の方に見て欲しいのは事実だし
仕事としてやらせて頂いている以上「収益」も大切になる。
私も、もっとこうしたら面白くなりそうとは思う。
そうすべきだとも思う。
けれど、私の夫も私の子供達と同じように
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私も、自分の夢のためはもちろん
家族の為に仕事をしているとも思っている。
家族が批判されたりする為に漫画を書いているわけじゃない
SNSで漫画を発信する以上、私のことを言われることは
もちろん覚悟を決めて始めたので、全然良い
けれど、私の家族は違う。
私にとって、何よりも大切で大好きな家族の良くない事を
言われてしまうことは
SNSで発信している以上、仕方ないのかもしれないけれど
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そして、家族には何の非もないのに
私の漫画での表現方法が悪いことでマイナスに捉えられてしまうことも
あったのかなって…
やはり、私の漫画を読んでくださる皆様は
私の家族の話しと書けば
それが事実だと思う。その通りだと思う。
面白いお話を描きたい
そう思うけれど…
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家族のこと、嘘は描きたくない。
お話を面白くするためだけに、夫を悪く描きたくない
自分の悪口は耐えられても
大切な人の悪口は耐えられない想いがあるということ
それは描き手とか読み手とかも関係なく
みんな大切な人を悪く言われたら嫌だよねってこと。
SNS上だろうが
リアルだろうが、関係ない。
批判されれば嫌な気持ちになる。
私は家族が何よりも大切だ。
だから、私は家族の嘘は絶対に描きたくない。
どうしてもそこだけは変えられない
それが私のポリシーです。
それが叶わないなら
私は自分のやり方を変えていく。
漫画の面白みが欠けても
リアルを発信するなら、偽りは描けないよ。
今後はフィクションを交えたり
創作漫画としてやって行こうかなとも思っている。
私の家族は、息子たちも夫も
自分の幸せを大切に生きていって欲しい
私の漫画の為に生きていく必要はない。
私自身もそう!
私は私の為に生きていく
そして、私の幸せの為に生きていく。
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おしまい