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50代からの料理は もう頑張りすぎないと決めた

今まで家族のためにずっと料理をしてきた方、本当にお疲れさまです。
まだまだ続くよ、と言う方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。

私はというと、40代後半で結婚し、料理家でありながらすぐさま家庭での料理を放棄しました。
そして、50代を迎えた今、再び家庭での料理のあり方や方法について考え直しています。


これからは気分が乗るものを作る

今までは夫の好きなもの、喜んでくれるものを頑張って作っていたつもりでしたが、空回りした挙句自爆したので、これからは無理をせずゆっくり時間をかけて、気分が乗ったものを作ります。

夕食だけ作る

朝昼はお互い自由に好きなものを。夕食だけ作ります。それもできる範囲で…!

夕飯に食べたいものは相手に聞く

これは相手に合わせているようだけど、自分が楽になる手段。メニューについて色々言われないし(今日はこれは気分じゃないとか、重いとか、好きじゃないとか…)、自分がそれを食べたくなければ自分は違うものを食べることもできる。夫の帰りが遅い日は私が何を食べているかは知らないですし。
もちろん作れない時は、「それは今日は作れない」と言います。

家庭での食卓はコミュニケーションの役割と認識する

何を食べるかは最重要ではないと思うようになりました。どんな気持ちでどんなふうに食べるかが大事。できるだけ楽しい会話ができるように意識的に良い雰囲気作りをしています。

惣菜・弁当・外食もどんどん利用する

今までは手作りが一番美味しいと思っていたので、なんでも手作りしようとしていました。そして反応が悪いと、こんなに手間かけて作ったのに…って、それで疲れてしまっていました。
今では手間のかかるコロッケやトンカツなどの揚げ物はもちろん、美味しいお弁当屋を見つけて、夕飯をから揚げ弁当にしたりもします。そんな日は味噌汁だけ作ります。

味付けはそれぞれ自由で口出ししない

同じおかずを食べるにしても、食卓に調味料を用意しておいて、ポン酢でもドレッシングでもマヨネーズでもお互いなんでも好きに調味する。好きな味が食べられてお互いストレスなし。

ついでに食べ方にも口出ししない

気になりはじめたら、「あーパスタズルズルすすってる」とか「今、床にこぼしませんでした?」とか「なぜこんな謎な順番で食べるのかい」など色々な思いが湧いて来ますが、放置してます。夫にとっても食事は大切なストレス解消の場と思って目をつぶります。

納豆・キムチなど好きなものを常備

我が家はごはんと味噌汁、納豆、キムチさえあれば、なんとかなる!夫も若い頃のようにガッツリ食べなくてもいいようになりました。ただ、納豆も私は中粒、夫は小粒が好きなので、どちらも用意しておきます。これでお互いストレスなし。


私はこの頑張りすぎないことで、食事作りが精神的にも肉体的にも楽になりました。特に精神的な効果は大きいです。
頑張りすぎてしまうと、「せっかく作ったのに」と言う気持ちから、どうしても口うるさくなったり、不機嫌になったりしてしまいます。

そしてこれから先、歳を重ねればもっともっと無理が効かないようになります。
それでもずっと楽しい食卓を囲んでいられるようにするには、無理に相手に合わせて「わかってくれない!」と不満を持つのではなく、自分で自分が楽になるように色々変えていかないといけないと思っています。
経験上、我慢って誰のためにもならないし、相手にも全く伝わってないことがほとんどです。我慢のオーラを見せつけても無意味です…。

食卓はお互いがリラックスできる場。夫も疲れて帰ってきているので、なるべく好きなように過ごしてもらえればと思っています。
これらを実行してから、食卓は会話も増えて楽しくなってきました。
あとは、お互い健康でいればOKですね。

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