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【自分の強み】”臨床検査技師”から”パーソナルトレーナー”への転職
大学を卒業してから約8年間、臨床検査技師という資格を使って働いてきた。
これはそんな私がついに”臨床検査技師”を脱ぎ捨てて、“パーソナルトレーナー”へ転職することを決断した時のお話。
あるとき、以前からパーソナルジムを開業し店を持っていた主人が、グループレッスンをメインとした新店舗を始めることに。
新店舗では主人とは別に、管理者となる人が必要だった。
そこで白羽の矢が立ったのは、
当時保健所で非正社員として働いていた、私。
ずっと臨床検査技師として働いてきて、ほかの業種は未知の世界。
正直、悩みと戸惑いが大きかった。
でも、
今は正社員じゃないし、キャリアに影響もない・・・
子供も小さいし、融通が利く仕事の方が良い・・・
そして何より、
・・・面白そう!
一念発起して退職を決意。まずはジムの管理者として、フィットネス業界への1歩を踏み出すことになったのだが・・・
現実はそう甘くない。
世はコロナ禍。
店舗はホテル内にあり、外からはジムだと全くわからない状態。
ジムの運営も初めてなことだらけ。
グループレッスンでの集客も、思うようにはいかない・・・
この逆境ともいえる状況の中、集客に繋がるものは何か。
考えたのは、ほかのグループレッスンジムとの差別化だった。
そこで目をつけたのは、当時同じエリア内では女性トレーナーがほぼいなかったこと。
もう、私がやるしかない。
ここでもう二度目の一念発起。
管理者としてだけでなく、主人と同じ“パーソナルトレーナー”として活動することを決意した。
こうして、数少ない女性トレーナーという武器をもって新店舗での集客を始め、順調にお客様を増やすことに成功。
私自身も、パーソナルトレーナーとして多くのお客様に対応することができるようになった。
色々なお客様と接していく中で、気が付いたことがある。
パーソナルトレーニングにはダイエット目的に来る方が多い一方で、指導をおこなっても”ダイエットがうまくいかない人”がいること。
ダイエットがうまくいかない原因を深掘りしてわかったのは、
身体がダイエットする状態にないということだった。
適正体重を目指すために必要なのは、
身体をダイエットできる状態にする=不調を取り除くこと。
この事実にたどり着いたものの、これがなかなか難しい。
どうすれば、お客様の不調を取り除き、ダイエットに適した身体をつくることができるのか。
私にしかできないことは何か。
この答えを見つけるため、今まで培ってきた“臨床検査技師”としての知識と経験をフルに活用し、人間の身体のことをとことん勉強。
そこで新たに出会ったのが、分子栄養学だった。
この知識があれば、お客様の不調へのアプローチが可能になる・・・!
そう確信した私が目指したのは、
医学×分子栄養学
これを武器にもつ唯一無二の“パーソナルトレーナー”。
実際にこの観点からのアプローチにより、お客様の不調の改善につながり、ダイエットにもみるみるうちに結果が出るようになった。
そして、これは引き寄せなのかもしれないが、大学病院での勤務経験がなければ知らなかったような疾患を持ったお客様に出会い、担当することが多い。
こういったお客様にも、疾患の特性を加味して不調改善に取り組めるのは、ほかのパーソナルではできない私ならではの強みだと自負している。
“臨床検査技師”として働くことはなくても、この資格があるからこそ、他のパーソナルトレーナーとの差別化ができる。
この知識があるからこそ、お客様の悩みを解決するお手伝いができる。
医療業界からフィットネス業界へ
全く違う業界、全く違う仕事。違う世界へ飛び込んだと思っていた。
でも、いざ飛び込んでみると、今までの経験がしっかり活きて、今につながっている。
どんな経験も全て無駄にはならないし、自分の強みになる。
全く違う業界への転職を考えている方が、これを読んで少しでも勇気を持って行動できることを祈って。