【映画鑑賞記録】「レッド・ロケット」
「レッド・ロケット」(Red Rocket)
(2021年・アメリカ)
監督:ショーン・ベイカー
Theater:早稲田松竹
鑑賞日:2023/7/8
元ポルノ俳優が人生のリスタートを目指し奮闘するお話
・・・ですが、あまりに主人公の性格がクズすぎて💦
途中までは「愛すべきクズ」として見れなくもなかったのですが、終盤はもうそんな「クズ」を越えてしまいました。。
あまりに自分の為に他人を犠牲にしすぎで。
それまでもさんざん利用していた友達に(その時点で彼目線で『友達』ではなかったのでしょうけど)重罪をなすりつけ、それでも友達が彼のことを庇った時・・・私は少しでも良心の呵責を見せて欲しかったです。
しかし彼は再び自分の世界に光が降り注いだとばかりに大喜びで。
私の中で「愛すべき」は完全に消え去り、真のクズになってしまいました😥
彼は躁鬱的であったり、パラノイア的だったりするので、感情の起伏が激しく、物語もそういう起伏に飛んでいて、そういうところは魅了されました。
そして風景がとても綺麗。
テキサスが舞台で、乾いた風に砂埃が生む「斜」がかかっているみたいな。
「ザラついた少し遠くの景色」みたいな色彩がとてもこの映画の雰囲気に合っていました。
製油工場の傍が舞台で、延々と続く石油コンビナート、金属的な煙突、建物。その上に広がる広大な空。
車の中のシーンでは、登場人物よりも車窓に映る終わらない工場に魅入ってしまうほどでした🤭
ラストシーンは正直どう解釈したものか、というところでした。
「ここで終わる!?」って、ポカーンとしてしまった💦
私としては悪(=主人公)に鉄槌を下して欲しかったです笑
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