江戸川Qの「独想感想文」#25遊民の系譜
古代日本、そしてそれは江戸時代も含め多くの漂白の人々がいたことはあまり知られていません。
それは中国、朝鮮のみならず、ユーラシア全体に広がって存在していました。
彼らは時にジプシーとも言われたり、吟遊詩人とも言われたり、または東アジアでは傀儡やサンカとも言われたり、まさに人間の社会にはその時の社会秩序から外れて生きた漂白の人々がいたのです。
では、それらの人々はいつ生まれたのか?
この本はそうした疑問を素晴らしい研究内容と共に語ってくれる素晴らしい一冊です。
著者は多くの知識の中から一つ一つを丁寧に取り上げています。
この本はきっと漂白の人々を研究する方にとって垂涎の一冊と言えるでしょう。
もしあなたがこの本を気になったら、
是非、そんなあなたにこの一冊を。
そして
あなたが一冊の本を読み終えたら、
是非、あなただけの「独創感想文」を。
文:江戸川Q