伊予柑ジャム
毎年1月下旬頃に伊予柑ジャムを作ります。
作るのは3種類。
果肉のみのジャム
皮と果肉のマーマレード
ピールからのオランジェット
●下ごしらえ
外皮をむき、一房ずつ薄皮もむきます。
白い綿もできるだけ取り除きます。
外皮から綿を削り取り、ピール用に切り分けます。
残った分はすべてマーマレード用に刻みます。
マーマレード用の皮は、3回煮こぼします。
水を切って、果肉を少し混ぜ、砂糖を加えておきます。
砂糖は4~6割で、お好みの量に。
残りの果肉にも砂糖を加えておきます。
こちらは砂糖を控えめにしても。
私は3~4割にしています。
まずはピールを作ります。
ピール用に切った皮を3回煮こぼします。
3回目が終わったら、ざるにあけて水を切り、重さを量ります。
砂糖は重さの4~6割で、お好みの量にしてください。
鍋にピールと砂糖、水を半カップほど入れて煮ます。
皮に透明感が出て、煮汁がトロリとしたら火を止め、
キッチンペーパーを敷いた天板などに
1本ずつのばしながら並べます。
こんな感じです。
このまま数日、部屋の中の風通しのよい場所で乾かします。
上側が乾いたらひっくり返すといいですよ。
好みの固さになったら、チョコをかけます。
チョコはきちんとテンパリングするとつやが出ますが
自分で食べる分ならほどほどでよいかと思います。
オランジェットのできあがりはこんな感じ。
さて、ピールを煮たあとちょっと煮汁が残ります。
もったいないのでこれも活用します。
マーマレード用の皮と果肉を同じ鍋に入れて煮ます。
気になるようならあくをとりましょう。
全体にトロリとしてきたらできあがりです。
まだゆるいかなくらいのところでビンに詰めます。
最後は果肉のジャムです。
同じ鍋を使い回してもいいし、
一度洗ってからでもかまいません。
果肉から果汁が出ていると思いますが
焦げないようにかき混ぜながら煮詰めます。
こちらも、まだゆるいかなところでビンに詰めます。
右がマーマレード、左が果肉ジャムです。
伊予柑ジャムには、てんさい糖の白砂糖を使っています。
甘さが優しく、色がきれいに仕上がります。
マーマレードには、果肉を入れなくてもOK。
そのときは水を多めに入れてください。
伊予柑を丸ごと使うので、下準備から半日かかるため
年に1回しか作らないのですが、
できあがるとおいしくて、また来年作ろうと思う
そんなジャムの話でした。
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