2022年1月18日〜造影剤を使って再MRI
早朝5時半から除雪作業開始
1時間程で作業を終えて風呂に入った
朝9時から脳神経外科の予約が入っていた
のんびりはしていられなかった
母には前日にその事を伝えてあった
朝食前には出掛ける準備は整っていた
朝食を終えて雪道を考慮して早めに出発した
脳神経の専門医で脳腫瘍が見つかり
紹介された総合病院を受診をしてから約1ヶ月半
その時のMRIの再検査の予約がこの日だった
母の名前が呼ばれて難聴の事を看護師に伝えた
検査室の中から母とのやり取りが漏れて聞こえる
耳元で大きな声で話してくれているのだろう
30分ほどで母の検査は終わった
脳神経外科に移動して今度は診断の順番待ち
しばらくして母の名前が呼ばれた
今回は造影剤を使っての再検査だった
結果としては前回からの変化はなかった
母の体調にも大きな変化はない
結局また経過観察となって半年後の予約をした
母の脳腫瘍は頭蓋底に広く浸潤している
一部は脳幹も圧迫しているように見える
聴神経にも微妙な感じで接しているように見える
難聴や耳鳴りの原因と言えなくもないようだ
先生は視神経が完全に巻き込まれていると言う
影響は視力の方が出やすいとの診断だ
しかし今のところは視力には異常は見られない
これで腫瘍が大きくなったり異常が見られたら
放射線治療も必要になるかもしれないと言われた
帰りの車の中で母に要点だけ伝えた
納得したかどうか判らないが黙って頷いていた
戻ってから昼食の準備をするのも面倒になった
ローソンに立ち寄って昼食の弁当を買った
昼食を食べながらワイドショーを視ていた
東大での17才の通り魔の事件が報道されていた
母はこの子の気持ちが何となく解ると言った
自分でもどうしていいか判らなくなる事がある
少し前の自分がそうだったと言う
迎えを頼んでおいて翌日に帰りたいと言った事
誰の説得も聞き入れずにパニックになっていた
東京と300km離れたこの地を連日往復させた
今考えるとあんな事正気だったら出来ない
この少年のように完全に頭がおかしくなっていた
本当に申し訳なかったと言った
夕方帰宅して車庫前の除雪をしていた
妻が後から帰ってきてすぐに母の結果を訊いた
また経過観察になったことを伝えた
妻はそろそろ今後の事を考えてねと言った
このまま同居をするなら住民票も移して
行政サービスも受けないと自分が倒れちゃうよと
それはずっと頭にある
そうなれば東京の実家も処分しなければならない
しかしオミクロンでまんぼうも発令された
当面東京には近寄らない方がいい
色々な事が重なってどうすればいいか判らない