フランスベーカリーで西洋餅(カステラ)食べたい。ミスター・サンシャインが私に刻んだものをつらつらと書きたい。ミスターサンシャイン備忘録①
椿もサイコも梨泰院もおごってくれるのもトッケビもコーヒープリンスも星から来たのも愛の温度もボイスもよかったけど。
けどけどけど、見終わってすぐにリピしたくなって、途中まで我慢してみることもなくて、毎回神回更新??!ってなったのは、不時着以来。それが
『ミスター・サンシャイン』
初見だと、エピソードの濃厚さと勢いに流されて、細かい状況が分からないままに見てしまったので、2周目は( ..)φメモメモ取りながら見ている。
これは、私の備忘録。でも、同じように、ぐぁぁぁぁっと心臓を鷲掴みにされたひとと共有できたらうれしい。
時系列として、1902年リンカーン暗殺。この年に、カール大佐とユジンは朝鮮に向かう。因みにそのころの日本は日露戦争(1904年)の前。
1905年が日本が韓国を保護国として、外交権を握り、皇帝を退位させて軍隊を解散させている。韓国併合は1910年。(子どもの参考書より)
1894年が日本軍上陸。奴婢と科挙の制度がなくなる。
米西戦争は1898年。アメリカとスペインとのキューバをめぐる帝国主義戦争。この結果、フィリピン、グアム、プエルトリコがアメリカのものとなり、この戦争で、カール大佐を敵から救い、負傷した大佐をユジンが背負って戦場から帰還したことが、彼らの揺るぎない絆となる、、、、なんて、そんなの初見では全然わかってなかった(´;ω;`)ウゥ
更に遡って1871年が江華島のアメリカによる占領。そこで、243名が戦死し(師匠のおとうさんも)100名が溺死、20名が捕虜となる。
ヒソンのおじいちゃんが豪華な食事を前に「水を持て」って言ってるのと
国のために命を投げ打つ兵士が「火をよこせ」って言ってるのが対比されていて、初めからすべてを持てる者と身一つ以外持たざる者との対照が際立つ。
ペリーに脅しの大砲鳴らされただけで、上へ下への大騒ぎの結果、開国した日本と違って、朝鮮は命を賭して国を守ろうとしていたことを、日本語字幕にはなってなかったけど、「朝鮮は日本のようにチョロくはない」って感じで言っていて、ああ、なんていうか通訳でニュアンスが変わる、変えられるってこういうことか、、、と感じた。
捕虜のひとりが「民を捨てる国がどこにある?」という台詞が
あとになって、あんなにも染みることになるとは。。そして
「民を捨てるようなこんな国はこの手でぶっ壊してやる」と逆賊になる決意を固めた若き日の師匠。
今の日本は、民を捨てて利を得る人たちが動かしてるような状況なので、
なんだか、ただの昔の歴史の話だとは思えない。
ユジンに悲劇が襲ったのは、彼が9歳の時。9歳って、、小学校の2年生か3年生の年なのに。あんなにも辛いことが(´;ω;`)
でも、子を守るためなら、子どもの命を助けるためなら、そりゃ、母は何でもするよ、そこは、分かるよ。。理解できる。ユジンが逃げる時の背景の美しさとバイオリンの哀切さにも胸を打たれた。
たった9歳の子が「ご恩は必ず返します。命をかけてでも」と言い、そして、あんな形で返すことになろうとはね。。。(´;ω;`)ウッ…
30日もの航海のあと、丸い窓から見た景色。そこから音楽が小気味よくリズムを刻んでいき、一瞬希望と期待の灯が心にともるのを表していた。
そして、ヨセフに「神はいると言いました。ここにはいないの?」と言い放つユジン。弁が立つ。賢い!このころからなのね。。
ヨセフに朝鮮語を教えてあげるユジンが、大きくなってから、男の子からハングルを教わるなんてね。ここも対比だったなんて、気付けないよ、他に心が動くことがたくさんありすぎて。
ヒソンの留学代と時計代として土地を売った祖父が小作人に
「泣きつくことしかしないから、そんな立場にいるんだ」という台詞。
自己責任を押し付ける今の空気と似ていると思った。アソウさんとか、いつもそんな感じよね。自分は朝鮮の人たちを劣悪な環境の炭坑で働かせて財を成した家に生まれただけなのに。
そしてようやくエシンお嬢様の登場。
着飾る恋には理由があって、で川口春奈ちゃんが身に着けていたのと同じカラーの組み合わせのチマチョゴリが可愛い!黄色×緑×白 しかも靴がピンク!そしてその色の洪水に負けない美しさと清楚さ!可愛すぎる!
「昨日は遠く今日は見慣れず
明日は恐ろしい激変の時だった。
皆それぞれの方法で、
激変する朝鮮の中にいた。」
支配人も、ク・ドンメもヒソンも。。
②につづく