【おかしたべたかった】第17回目参加startup weekend久留米
「おかしたべたかった」
とんでもなくふざけたテーマで始めてしまった。
せっかく北海道から福岡に行ってまで、「起業体験」してるくせに「おかしたべたい」とかいうし、仕事もっと頑張りたい。辞めたくないとかいうし。ほんと何考えてるんだと思われそうだ。
ではでは、「おかしたべたい」その真相は何なのか。読んでみたらわかるかもしれない。
これから書くのはstartup weekendの話。週末3日間で起業が体験できるイベント。金曜日の夜にアイデアを参加者の前でピッチして、土日でそのアイデアを形にする(顧客はだれ。アイデアは食べ物なのか?アプリなのか?仕組みなのか?。どうやって利益を得ていくか。とか)。2年ちょっと前に出会ってから、狂うように全国回ってる。福岡開催は3回目。会場の3分の1くらいお会いしたことある方々だった。ちなみに、このイベントの1週間前は北海道で開催されていて、運営に携わった。
運営だからこと見える視点はあって、偉そうなことを色々かいた。書いたからには、参加者としてしっかりと行動しないといけない。頑張ります。
北海道からの出発。開催前日に、北海道から東京に移動し、東京で仕事してからの前泊。そして、早朝の便で福岡までいき、博多で仕事をした後に久留米に向かった。
到着すると、ピザがたくさん用意されていた。
startup weekendあるある。初日の夜はピザ。ピザって、好きなものを取れるし、片手で食べられる。移動しながら食べられる。つまり、様々な人と交流ができるわけだ。これが最高のメリット。また、久留米のピザはすごく大きかった。今まで参加した中で1番大きかったなーって。しかも美味しい。若い人も多い。今回も楽しいイベントになるに違いない。
そんなこんなで、ピザを交えた懇親会、アイスブレイク。これが終わると、アイデアを参加者の前で話す「1分ピッチ」が始まる。今回は何をしようか。羽田〜福岡の2時間のフライドの中でずっと考えてみた。色々あったけど、これだ!ってなったものがあった。それはどんなものか
「おかしたべたい?」
「勝手に食べてろ!!」という声が左右から聞こえてきそうだ。
本当にその通りで、勝手に食べるのがよい。世の中、お菓子なんて1000円札持ってスーパーに行けば、満足いく量買える。それなのにどうして「おかしたべたい」と思ったのか
お菓子食べたいと思ったきっかけは、startup weekend苫小牧。ありがたいことに、3日間頑張れるようにと、運営チームが飲食を用意してくれる。また、頭を使うと糖分が欲しくなる。だから、甘いものをたくさん置いてくれる。そんなこんなで、startup weekend苫小牧で用意されたお菓子がこちら。
お菓子食べ放題といわんばかりの、お菓子ワールドだったわけだ。こんなの、テンション上がらないわけがない。
キットカット、チョコパイ、たけのこの里、、、(おれチョコ好きすぎだろww)
もう天国。全て食べてやろうって。
ただね。。。食べられなかった。お腹はめちゃめちゃ空いてる。お菓子は大好き。周りの目なんて気にしてない(たくさん食べてると周りに何か言われそうなんて思ってもない)。
そうなると、なんで食べれなかったのか。それは、お菓子食べたら健康に悪いな、、、って思い込みがあるからだ。お菓子って砂糖の塊。糖尿病、生活習慣病、虫歯、肌荒れなどなど。様々な病気を引き起こす恐れがある。怖かった。食べれない。
そんなわけでピッチした。だけど、気になるピッチが2つ。ちょっと話聞きにいこーって。話してたら、なんと。気になるピッチをした2人がチームに追加。さらに、11月のstartup weekendでチーム一緒になり、めちゃ助けてもらった方も加わった。全員startup weekend経験者。startup weekendの合計参加回数は20回を軽く超える。すごいチームができた。これで「アレ」しないとさすがにマズイでしょ。なんていう空気感が漂った。最強布陣でどんな3日間を過ごすことになるのか。
って思ったけど、2日目の午前中から色々ありすぎた。
2日目。2人が2日目から参加。各チームのピッチを聞いて、ジョインするチームを選ぶ。何と嬉しいことに、2人とも自分のチームに入ってくれた。2人に説明したのは自分。「うまく伝えられたな!」なんて思って安心してたら、直後に悲劇が。
なんと、6人チームが分裂。途中参加してくれた方のうちの1人が2人引き抜いて、6人から3人チームに減ってしまった。力強いメンバーだっただけに残念。ただ、絶対負けたくない。「人数少ない方がやりやすい」と言い聞かせて、3人で頑張ることにした。
でもねー。まだ悲劇は続くのだ。
なんと、「おかし食べたい」という想い。叶えることができることが発覚してしまった。
「嬉しいことじゃん!」なんて思うかもしれないが、悲報だ。詳しく話していく。
冒頭にも書いたが、おかしを食べられない理由は、健康問題。糖分を摂り過ぎることへの不安感が強かったから。だから、お菓子をどれだけ食べても「糖分摂取ゼロ」とかいった夢見たいなものがあったら絶対買うと思っていた。ちなみに、自分が知ってる範囲での既存の代替案は、サプリメント。サプリを飲むと、摂取してない養分を吸収することができる。ただ、これを飲んでも体内の糖分比率を下げられるだけで、減らすことができない。あとは、「低糖質」のお菓子もある。だけど、これじゃダメ。ぼくが食べたいのは低糖質お菓子ではなく、チョコパイ、キットカット、ポッキー(ほんと、チョコすきww)。食べたいものを食べること。1番叶えたいことだ。
ちなみに、「糖分摂取ゼロ」とかいった夢見たいなもの。ないと思ってたけど、実現してるものを見つけてしまった。
「大人のカロリミット」というものがあるらしい。これを食べると、糖質の吸収を抑えるんだって。すげー。これ明日から買えばいいじゃん!ってなった。腑に落ちてしまった。
「お菓子食べたい」に対してやることが無くなってしまった。どうしましょう。ピボット
チームメイトのアイデアも聞いて見た。アトツギの方。手に職を持っている方。ただ、技術を活かせる場所がない。生かすための手段があればよいのに。とのこと。
確かにこれは納得。ぼくも仕事がきっかけでAndroidアプリに触れるようになった。始めてから半年。たくさんの方に助けて頂き、なんとか「ここ自分がつくった」ってものを開発できるようになった。すごく嬉しい。ただ、もっとできるようになりたい。そう思って勉強しようかなーなんて思うけど、勉強のために動くことはしない。土日は旅したいし、人に会いたいし。やりたいことがたくさんある。だからこそ、副業でアプリかけたらなーなんて思ったり、自主的に開発して書けたらなーなんて思ったりする。だけど、「何を書くか」がわからない。これがあったらもっと技術触れるのにって!
ちなみに、アプリ系の求人サイトとしては、クラウドワークスが1例としてあげられる。自分の場合は、これに登録して案件を探せばよい。ただ、アイデアを話してくれた人は違う。ハードウエア。本当に細かい部品を作ってるとのこと。ものすごい技術であるのは間違いないけど、仕事以外で生かす機会がないらしい。なんとかしたい。この想いにチームメイト全員共感したからやっていこうってなった。
まず、技術を生かすためのアイデアは必要だ。このアイデアを募る方法を探そうと。世の中には「アイデアソン」といったものがある。アイデアを募り、優秀なものは賞金がもらえるといったシステム。なるほど!アイデアを募るプラットフォームを作れば良いんだ!そして、その中から「これ作れる!」といったものを技術屋さんが見つけて、開発。アイデアを形にしてもらうことでユーザーは喜び、開発できることで技術屋さんは喜ぶ。2方良し。とても素敵じゃんって。この形を再現しようって。動いた。
ただ、このアイデアに取り組もうってなったのが2日目の昼過ぎから。かなり遅れをとっている。コーチングで色々気づきを得て、2日目の夜のタイミングで、方向性が決まった。急ピッチで資料とMVPを作り上げていく。黙々となんてやってられねー!なんてことでお酒を購入。
お酒とアドレナリンでなんとか踏ん張る。資料を作るメンバーの1人は、6時に久留米を出て、大分に行くんだって。ハードワークすぎる。それにも関わらず深夜2時まで一緒に作業してくれた。一緒に頑張れる人がいると「もう一歩頑張ろう」ってなる。とにかく必死。お陰様で、頑張れるとこまでやった。満足はしてはいけないと思うけど、やり遂げることができて嬉しかった。あとは3日目。頑張りましょう。
ここで少し挟んでみる。startup weekend久留米。今までの中でも特に同世代、同性からの刺激をもらえた。もちろん毎回刺激はもらっているんだけど、他世代から。ぼくは新卒1年目。一緒にいた人は学部卒で2年、3年とか社会人の先輩だったけど、これから頑張っていける若い人たち。「この人たちの話ききたい!」「自分も負けないようにがんばりたい!」という方々に出会えた。それも福岡で。本当によかった。より一層福岡のこと好きになったし、また来ようってなった。今回目標にしていた「福岡に自分の居場所をつくる」ってのはできた気がする。また会ってくれたうれしいなー!
そして3日目。ピッチ資料、MVPの修正。アンケートを用いたヒアリング。足りないところを確認し合って、修正。そんなことをしてたらピッチの時間になった。もう少し時間は欲しかったけれど、やれることはやった。さてと本番。
結論、順位は3位。ジャッチからの質問を頂いたのは「競合」のところだった。「競合が違うんじゃない」って?
ピッチした解決策、形は「アイデアを募るプラットフォーム」。ここに技術屋さんが入る。これによって、アイデアが集まるだけでなく、技術屋さんによって解決まで持っていってくれるというもの。ちなみに、「アイデアを募るプラットフォーム」の競合として挙げたのは「クラウドファンディング」。クラウドファンディングはアイデア、叶えたいものが一覧表示され、「これ自分もほしい!」「面白い!」と思ったものに共感して、お金を払う(支援する)といったもの。この形式は同じだなと。これに加えて「アイデアを形にする技術屋さんがいる」という差別化が図れるから、優位であるというのが我々の言い分。
ただ、これに対して「提供価値が違うじゃないかな」って。ピッチの中では腑に落ちなかったけど、後々話を聞いたらすごく面白かった。
クラウドファンディングが与える提供価値は「挑戦したい人を1歩前に進める」と認識している。「これやりたい!」というものに対して「支援」という付加があることで、1歩進める。自分の力(お金、技術、色々)だけで実現できないことが理由で、挑戦を諦める人を減らすことができる。そんな素敵な世界がある。
それに対して、我々の提供価値。3日間の中で言語化できなかった。今考えると「技術を活かせる手段を提供すること」。これによって、技術屋さんは技術を生かす機会が増える。これの副作用として、アイデアを形にして喜んでくれる人がいる。クラウドファンディングはアイデア提供側が主人公なのに対して、我々がピッチしたアイデアは技術屋さんが主人公。競合に近いのは、「メーカー企業のアイデアソン」とかなのかな。技術を活かしたいメーカーさん。そのためにアイデアを募る。これと似ている。仕事、企業って、「誰かを喜ばせる」「誰かが必要としている」から存在している。今後は、「自分がやってる仕事の提供価値ってなんだろう」とか「ピッチする内容って、誰をどういう状態にすることがゴールなんだっけ」とか。気をつけようと思う。新しいことに気がつけた。「何十回参加してて、やっと気づいたのか」なんて思われるかもしれないが、「世の中にはたくさんの気づきがあって、そのほとんどに気づけない。だから、1つの気づきが貴重」っていうマインドを持っていこうと思う。
ちなみに、提供価値の話をしてくれた方はラーメン屋さん。こんな話をしてくれるから、「ラーメン屋さんの競合はラーメン」とはならないわけだ。
なんと、競合は神社なんだって。なんでか。
ラーメン屋さんが提供する価値は「夢を語れる場所を用意することで、それに向けて1歩前に進めるようにすること」だとか。あれ?それって、絵馬と似てる??願いを「お金を払って」書くじゃん!ラーメン屋さんも同じ。ラーメンにお金を払うことで、夢を語ってそれに向けて頑張る、手段が違うだけで、目的、提供価値は同じ。なるほどなあ!すっごく面白い話を伺うことができた。嬉しい気持ち。話を聞けば聞くほどワクワクす?。明日から頑張ろって!その他、3日間で感じた感情は下記のnoteに書いてみた!
他のチームも面白かった。塾、学生の交流の場、一生を終える前に自分史作って伝えたいこと伝えようとか。女子大生の不満を解決するためのコミュニティー、ツールを作ろうとか。どこのチームのチームの誰か自身が抱えてる課題だった。だからすごく具体的。自分自身がほしいもの。こういうピッチを聞いてると、世の中の人々がどう言った課題、不満を持っているのか知れるから面白い。もっともっと人と話して、世の中の不満、課題を理解できるようになりたいなー。とっても刺激的な3日間でした!
そんなわけで、startup weekend久留米の話はここまで!福岡に居場所、友達ができたこと。本当に嬉しく思います。ちょうど1週間ちょっとの滞在期間を経て、北海道に帰ってきた。また行きたいなー!徐々に各地に行ったら得られる楽しみが増えてきて、旅というか移動というか楽しくなってきた。もっと色んなところに行きたいなーって!
今日からまたがんばりましょー!ありがとごうございましたー!
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