手持ちのカメラ達 その3
今度のカメラのご紹介は、
世界的ベストセラーとなったPentax SPです。
今手持ちのカメラの中で3台、祖父伝来のカメラがあるんですが、これがRicohFlex6、Olympus OM10に続いてこのPentax SPがラストの1台です。
フィルムを使い始めたきっかけはRicohFlex6でしたが、ハマったきっかけになったのは完全にこのPentax SPです。
このカメラは最速シャッタースピード1/1000秒、開放測光ではないものの露出計を内蔵しているのが非常に便利なポイントです。
M42のレンズを使うことが出来るので、中古で手に入れられるレンズの種類が非常に多く、加えて物によっては数百円で売られているものもあります。
いくつかレンズを購入していますが、いずれも単焦点で28mm~200mm、50mmマクロなどが手持ちレンズとしてあります。
一番出番が多いのは50mmマクロで、その次が100mm程度の中望遠。
暗い場所で撮る際には、50mmF1.4のレンズを使います。
ピント併せ、シャッタースピード、絞りの3つを全て手動で設定する、いわゆる「マニュアルのカメラ」で、最初はなかなかうまく撮れませんでした。
ただ、露出の決め方を覚えると、この
「全てを自分で決めないといけない」
という煩わしさが
「全てを自分で決められる」
という利点に感じられるようになり、そこからフィルムの一眼レフにどハマりしました。
扱いやすく操作性もよく、しかも機械式シャッターでタフな構造。
全世界で400万台を売り上げたという驚異的なベストセラーとなったカメラですが、それも納得できる名機だなと思います。