ペイ・フォワード!! Big Band コンテスト #ステラジャム に副賞を寄付した理由
ことし2022年9月9日-10日の2日間、学生ビッグバンド・ジャズのコンテストステラジャムが開催されます。
その大会に、副賞を寄付しました!この賞を受賞されると、私が作ったビッグバンドのオンライン・コースの無料受講券が貰えて、かつ、Zoomで私のレッスンを受けて頂けます!どのバンドが受賞されるかな〜〜?楽しみです!
私が米国で寄付に助けられたから、私も寄付したかった
寄付という名のプレゼントを若い皆さんに送りたいと思った理由は、私自身が寄付・助成金・奨学金などのサポートに助けられてここまで来たから。
特に衝撃だったのが2019年に受賞したJerome Foundationのフェローシップ。2年間で約500万円を自由に使っていいよ、と与えてくれたほか、指導者が付いてくれてキャリア構築の相談に乗ってくれたり、同時に受賞した他のアーティストとの交流会を設けてくれたり、手厚すぎるサポートで私達新進気鋭のアーティストを育ててくれたのでした。
彼らのおかげで私は、初アルバムリリース後の一番大事な時期を豊かに過ごすことが出来、彼らのおかげで本当に、私の人生は変わったのです。まだ新人のつもりだった私に「あなたは、これだけのサポートを得る価値がある芸術家なのよ」と何度も何度も伝えて、育ててくれました。
以来、こういう活動をすることが、私の夢になりました!
助けてくれた人にお礼をする(Pay back)のではなく、同じように誰かをヘルプして、幸せの循環をすることをPay Forward (ペイ・フォーワード:戻すのではなく前に向かって払う)と英語で言いますが、まさにそれをやりたかったわけです。
ArtistShareを通じての寄付から、ひとりでの寄付へ
私からビッグバンドコンテストへの寄付は、今年が初めてではありません。過去に2年、山野ビッグバンド・ジャズ・コンテストとステラジャムに、レーベルArtistShareとの合同企画で、寄付を実施しました。
同じレーベルに所属する12組のアーティストからCD1枚+それぞれの楽譜1曲分、10万円以上に相当する商品を提供できました。同賞の寄付に当たって私のレーベルArtisteShareの専属デザイナーが作ってくれた告知広告がこちら。
これを実施出来たときには感動でいっぱいで。こういう素晴らしいアーティストと日本の学生さんを直接つなぐのはずっと夢でしたから。山野ビッグバンド・ジャズ・コンテストさんの表彰式にはプレゼンターとしてサプライズ登場もしまして「宮嶋みぎわさんがNYからいらっしゃいました」の声にホールの2000人が「えええええ?」「うおおおお!」となっちゃった瞬間は嬉しかったなあ・・・。
今年も、同じお願いをしても良かったのですが、今年はひとりでやってみよう!って決意したのですよ。
この3年で私も成長したから、ひとりでも価値のあることが出来るはずだ!と思って。自分を信用してひとりで出来ることを熟考して・・・思いついたのが前述の私が作ったビッグバンドのオンライン・コースの無料受講券が貰えて、かつ、Zoomで私のレッスンを受けて頂ける、という賞。悪くないですよね?
賞をご提供するに当たっての私の思いや、コンテストというものに対する私の思いは、当日パンフレットに掲載される1P広告にしたためました。こちらの記事でも同内容をお読みいただけます。
より良い未来を作るために私に出来ることがたまたまこれだった。
コンテストって、賞とか、ほんとどうでも良いと思うんですよ、私は。そのチャンスを使って自分を成長させる・・・そのチャンスで自分をどれだけ成長させられるか、試す・・・そこに意味があるんだと思っていますから。
じゃあ何故コンテストに副賞なんて出すのかというと、よりよい未来を作るために、私が置かれた場と私の能力で、今できることがそれだったからです。
以前も書いたように、日本のジャズ教育は40-50年ほど遅れています。ジャズは人間の本質にせまる素晴らしい芸術で、やりたい!もっと勉強したい!と思う方はたくさんいるのに、なぜか勉強の制度が整いません。そこを解消することで、私は自分のコミュニティに貢献したいと思ったわけです。
この賞を通じて私と出会ってくださる学生さんたちには、しっかり成長のチャンスをプレゼントしたいと思っています。幸せな個人をたくさん作ることが、素晴らしい未来を作ると思っています。
どのバンドと出会えるんだろう!?本当に、楽しみです!
#未来のためにできること というタグを見つけたので、この記事に付けています。未来のためにご自身ができることを探している方にとってヒントになりますように!