見出し画像

〔詩〕 月と星



温かい腕に抱かれながら

他の男の夢を見ていた



「心の傷は見えないから……」



心配している私が

夢の中で語りかける



「もう大丈夫だよ」



目の前で微笑んでいる彼


「あぁ、夢で良かった……」


と、微笑み返す私は


その先を見通せずに


どこか落ち着かなかった




恋と呼べばいいのか

ここから先は

111字

¥ 100

この記事が参加している募集

実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊