〔詩〕 月と星
温かい腕に抱かれながら
他の男の夢を見ていた
「心の傷は見えないから……」
心配している私が
夢の中で語りかける
「もう大丈夫だよ」
目の前で微笑んでいる彼
「あぁ、夢で良かった……」
と、微笑み返す私は
その先を見通せずに
どこか落ち着かなかった
恋と呼べばいいのか
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111字
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