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言の葉は音の背に乗って


先日、実冬の詩の読み聞かせとスリットパン(写真の楽器)

とのコラボが急遽実現

そしてイベント開催をする運びとなりました。


一昨年「実冬の味読」開催場所でもあった某ギャラリーで、

たまたまスリットパンを趣味でされている方と居合わせて

「実冬さん、叩いてみます?」と。


そのスリットパンを膝に乗せ、指で叩いてみると……

何とも不思議な音の波動が広がり、

心に沁み渡るような優しい音色が心地良く


「こ、これは!!」


と、ビビビとキタ訳なんです。


これは私の詩と合わせてみたい。

きっと、しっくりくるのではなかろうか……と。


それから数か月後……


スリットパンをされている方がギャラリーに来られると伺い、

「一度、私の詩と合わせていただいてもよろしいでしょうか。」

と、メッセージをすると快諾して頂けたので、

ギャラリーのオーナーさんへは

「お客様の邪魔にならないよう、外でやらせていただいてもいいですか?」

とメッセージをすると……


「せっかくだから、ギャラリー内でイベントとしてやってみたら?」


と、思いがけず有難いお話を頂き、

トントン拍子にコラボ実現へと向かう事になったのです。


しかし、

イベント開催日まで四日しかない……


それでも

人前でやらせていただくからには、

ちゃんとカタチとなったものを届けたい。


のんびりと音合わせをする余裕もなく

スリットパンをされて1年も経たない方へ

どのあたりに音が必要か

音色からスリットパンを叩く指の数、

詩の一行に何音必要かを

こと細かく要求していく実冬に対し

嫌な顔一つせずに向き合ってくださいました。


迎えたイベント当日。


コロナ感染者が増えていく中、

長期間告知することも出来ず

急遽やらざるを得ないもどかしさ


それでも

お越しくださった方

たまたま居合わせてくださった方へ

今できる精一杯を

心を込めてやらせていただきました。


いつもは

ファンの方々に見守っていただく中で開催する

「実冬の味読」ですが、

実冬を知らない方々の前で

「どれだけ私の言の葉が心に響くのか……」

そんな不安も少し脳裏に浮かびましたが、

スリットパンの音の波動に言の葉を乗せることで

より深く、聴いてくださった方の心へ届いたような……

そんな御感想を頂きました。


ひたむきに

謙虚に

だけど

直感を信じて行動することで


手を差し出され

見守ってくれる人達に出逢わせてくれる


私の歩く歩幅は

ジャンプですっ飛ばして行くことは出来ないけれど

一歩、一歩

確実に踏み出し歩いている事を実感するのです。





















実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊