見出し画像

〔詩〕たぶんあなたじゃない


あなたのことは好きだけど

この先

あなたといられる自信がない


そのグラスを置く音

その音を立てる食べ方

そのつけっぱなしのTV

その見下した物言い


優しいから好きだという錯覚


たぶん


片われの桃ではない


だけど


その優しさがどこまであるのか


愚かな自分を嘲笑いながら


もう一人の自分が



見届けようとしている









実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊