だって朗読表現
私の好きな詩人の方と緊急事態宣言前にお会いしてお話をした際に、
「自分の書いたものって、書いたらあまり読み返したりしないものですよねぇ〜」
と仰っていたことに頷き、
作家をされている先生も
「作った作品は、自分の手元を離れたら一人で歩いていく」
みたいなことを仰っていたなぁ〜と、
同感、同感
と、
頭の中をフワフワとした記憶が漂っていた。
文章の配置やフォントばかりに目がいき、詩集作りをお願いしている相棒にファイル添付のメール送信をして、やり切った感に満たされていた。
ところが
その安堵感を味わうのは私にはまだ早かった。
送信した詩をとりあえずプリントアウトして保管しておこうと、紙に印字された文章をふと朗読してみると……
やたらと「?」と思う箇所や気になるところが目について戸惑った。
そして、はたと気づいた。
詩を書くだけで完結ではなく、それを朗読表現している実冬だろ?……と。
再度推敲するにも、ちゃんと声に出して朗読しないと気づかないことがあるもんだな〜と反省する。
意外と書き溜めていた詩の数々を詩集にして世に送り出してしまえば、やり直すことはできない。
慎重に、丁寧に進めていかねば……と夜な夜なその作業に追われている。
秋に開催予定の自身の朗読イベント「実冬の味読」で詩集の新作発表も兼ねて朗読するから、毎回お越しくださるファンの方々や、初めてお越しくださる方にも、受け取られた時にワクワクするようなものに仕上げていきたいから。
まだまだ気は抜けない。
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