知らない方にも
イベント開場である私設図書室の室長さんは、芸大出身の方でして、フライヤーのデザインや文章など趣向を凝らしていろいろと考えてくださっています。
ね、とっても素敵でしょ?
室長さんがお付き合いのあるギャラリーや本屋さん、フライヤー専門を扱っているところに、こちらを置いて頂いております。
いつも実冬の味読にお越しくださる方は、ほぼ絵描きや造形の作家さんが多く、半ばお付き合いで見に来てくださる方もいらして、ちょっと申し訳なく感じたりしています。
そんな訳で、今回の実冬の味読はSNSでサラリとお伝えする程度に留め、実冬と面識のない方が来てくれたら嬉しいな〜✨
ーと願っておりましたら、そういった方々からのご予約が数名入るようになりました。
なんとチャレンジャーな方達だろう……と申しますのも、やはり実冬の声や朗読表現をご存知ないのに〜というところが、なんですね。
アナウンサーっぽい朗読でもなく、生理的に受けつけない声であったとしても、実冬独特のイントネーションでの朗読表現が1時間半もあるイベント会場に拘束される訳なんですよ。
ハァ〜、ちょっとその勇気に感謝したいです。
ホント……
そして、今回の実冬の味読は、私が再び文章を書こうという決意を起こさせてくれた元コピーライターの師匠であったり、「朗読してみたら?」と背中を押してくれたアーティストの友人であったり、烏鷺文庫さんとの縁を繋いでくれた絵本作家の友人や、萩原朔太郎を教えてくれたデザイナーの友人などなど、実冬が生まれてから現在に至るまで(壮大な感じになってきたぞ!)を支えてくれた方々が集ってくださるのです。
私の朗読した言の葉たちが、聴いてくださった方の心にどんな根を張り巡らせ枝葉を伸ばしていくのだろう。
地道に活動を続けてきたことだけど、一人だけの力ではここまで来られなかったことに感謝して、六度目の実冬の味読を迎えようとしています。