19歳の夏。
19歳の夏、
私にとって忘れられない夏、
今まででいちばん楽しかった夏、
すべてが愛おしい思い出ばかり。
波に揺れるからだ、海の香り。
花火の音、たくさんの流れ星。
セミの鳴き声、ジリジリと燃える太陽。
友達の笑い声、私の名前を呼ぶひとたち。
いちばん自分らしく生きれた夏。
周りの目なんて何も気にせず、
自分らしくのびのびと生きることって、
こんなに楽で、楽しかったんだなあ。
『変わってるね』
『不思議』
『ぶっとんでる』って
初対面の人に言われる言葉。
私はこれが、苦痛だった。
私は変なのかなあ、おかしいのかなあ、と
自問自答した春。少しだけ、苦しかった。
でも八月のある日、友達を失い、
『もうどう思われてもいいや』と開き直った。
今までは周りにどう思われてるのかなあ、と
気にしてばかりで自分軸を忘れていた。
私達はみんな、宇宙の最高傑作。ということを知った。
でも振り返れば、
自分の人格や価値観を否定される環境に
自分自身を置いてしまうのがいけなかった。
情なんて捨てて、早くに遠ざければよかった。
自分を傷つけたりするような人を、
自分の周りにおかないこと。
愛と優しさと光を与えてくれる人の環境で過ごすこと。
そしたら、たくさんの与えられていた愛に気づけた。
どんな時でも、自己欺瞞して、
自分自身を虐めてしまうのは本当によくない。
だからこそ、
みんなに優しくいたいし
たくさんたくさん感謝して
愛と光を与えていきたい。
こんなに楽しかったかなあ、夏って。
自分らしく生きることってこんなに楽なんだなあ。
どう思われようと自分軸をしっかりとしていきたいなあ。
ああ、愛しの八月。本当にありがとう。