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じっくり、音に向き合う料理の時間。


今日は、ここ最近スーパーに行くたび気になっていた、防腐剤不使用のレモンをお買い上げ。
夜、特に用事もなかったので、マーマレードを作ることに。

ジャムみたいに、果物とお砂糖を入れて煮込めばいいんだよね?
なんて軽く思いながらレシピを調べていたら、どうやらレモンの場合は少し工夫が必要なようで…

と言いつつ、作り方はシンプル。

①皮と果汁に分ける
レモン絞り器(正式な名前はわからない)が手元にないので、二等分したあと数カ所断面に包丁を刺し、手で思い切り絞った。

②皮の茹でこぼし
皮の苦味を取るのと、柔らかくするために、皮を茹でこぼしをする。しかも数回。ここで、果汁やら皮に含まれている栄養素やらが抜けてしまうのでは、とちょっと気になった。でも、初めはレシピ通りにするほうが後悔しないので、黙って茹でこぼしを行う。

③煮込む
皮、果汁の重さをはかる。それらの合計の70%の重さの砂糖を使う。
今回はレモン1個だけなので、皮が110g、果汁が60g(本当にぴったりになった!)。合計170gなので、その70%は…119g。
お菓子作り然り、砂糖の量に恐れおののくなかれ。この量があってこそ、美味しいと感じるのだから…

皮、果汁、砂糖を鍋に入れて混ぜ、弱火〜中火でことこと。
レシピでは、3個のレモンを45分ほど煮込んでいたので、今回は25分でも十分だろう。

じっくりと

しゅわしゅわ、煮込まれる音だけを聴きたくて、
一度換気扇のスイッチを消した。

これが平日の夜なら、早く25分にならないかな〜!なんてせかせかもしそうだけど、今日はぼーっと立って音を楽しんでいた。

あまりにもぼんやりとして、つい煮詰めすぎてしまった。あわてて火を止める。

レモン1個で小瓶ひとつ分

きび砂糖を使ったので、かりんとうみたいな見た目になってしまった。おしゃれとはほど遠い。

ひとかけらすくって、味見。
マーマレードというより、レモンピールの砂糖漬けのおつまみみたいな味だ。ほろ苦くて酸っぱい、大人の味。
ほんのりあたたかい。できたてのマーマレードを食べるなんて、贅沢だ。寝かしたらどんな味になるだろう。明日の朝ごはんのヨーグルトに入れるのが楽しみ。

休日の夜、テレビも消して、
もくもくといつもよりちょっと凝った料理をするというのを、たまの習慣にしてみるのも良いかもしれない。あくまでやりたいときに、やれる範囲で。

次は麹を使った何かが気になる。保存食ってなぜだろう、わくわくする。

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