金曜日の梅田。
私は前職を2月末に退職してから、まだ働いておらず、職業訓練という名の勉強しながら国からお金をいただける神様みたいな制度を受けてwebデザインの勉強をしている。
実家で父と母と暮らしているため、毎日食いっぱぐれることも無ければ、貯金が底をつくかも!なんてゆう不安もない。言わばぬるま湯に浸かりまくっている状態だ。
勉強もそろそろ終わりが見えてきて、今後の仕事を決めるべく求人を探している日々。
コロナの影響で解雇される人も増え、有効求人倍率が下がる一方だが、だからと言っていつまでもゆっくりしていられない。
なーんて思いながらも、今日は学校が休校日だった。
これぞニートの特権!平日のお昼間に自由時間を持ち、みんなお仕事の中、人の少ない街中を闊歩できる!!と浮かれて美容院を予約して梅田の街へ繰り出した。
いやいや、めっちゃ人おるやん!!
と、平日の梅田には驚くことに人があふれていた!
思えば私の父親が土日祝がお休みのスーツを着てパソコンと向き合う仕事をしていたからか、私の仕事の定義はそのまんまだと、改めて気付いた。
コロナの影響で働き方にもさらに色々な形ができてきていて、今後企業が社員を抱える数が減っていくとか、在宅だったりフリーランスで働く人がもっと増えてくるんだろう。
それってすごいな。と、とても思った。
私の捉え方の枠が狭かったこともあるが、自由に時間を使って、働けるようになるのは、私が昔から憧れている働き方の1つだ。
自由に好きな場所で働くことができるなら、例えば親の介護だったり、子供の世話だったり、将来的に会社に9〜18時で滞在しなくても、やりたい仕事をしながら生活することができる。
例えば、海外にいたとしても、田舎町でのんびり暮らしながらでも、大都会のお洒落なカフェでコーヒーを飲みながらでも、日本の例えば東京の企業で働くことができる。
もちろん職種にもよるだろうし、それでは得られないことも沢山あるのかもしれない。それにその状況にたどり着くまでに、血の滲むような努力や圧倒的な技術が必要で、やるべき事や考えるべき事は山ほどある。
だからこそ、そんな日が来ることを夢見て毎日をきちんと積み上げていきたいな、と。いろんな人がいて、毎日誰かの努力で動いてる。大きい声で笑いながら歩いて、何だかいつも明るく元気なこの街が愛しいな、と。梅田の街を歩きながら私は思った。