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わたしが本を読む理由。

わたしが本を読むのは

「居場所」になるからです。

価値観がすごくあって、話せば
話すほど楽しく、会えばどんな時も
元気をくれる友人。

なんのズレもなく、真っ当な
愛情でしっかりとした精神で
包んでくれる両親。

わたしのことが大好きでゾッコンで
全てを愛してくれ、お互い高めあえる
最高のパートナー。

なんて、そんな都合よく満たされる
ような万全な人間関係による
「居場所」はわたしには
ないからです。笑

寂しくて、誰かと関わりたいし、
ほんとは人が好きだし、出会いたいし、
分かり合いたいとも思うけど
関わると、自分の中の大切にしたい
ものとはズレてるんだなと感じ、
悲しくなったり、寂しくなったり
腹が立ったり、煩わしいことがたくさんある。
人をたくさん傷つけたし、
たくさん傷もついたりした。

ほんとは人と関わることが
大好きだけど、うまくいかないことが
多くて、疲れてしまった。もしかしたら、
人といっしょに何かをすることや
人の中に身を置くことが、そもそも
合っていない人間なのかもしれないと思った。
だから、今は人と何かを築きたい
分かり合いたいという欲求よりも、
自分と向き合うことに重点を
置くことにしている。

本を読んで、自分が
何を感じ、何を考えるのか、どんな響き方をするのか、どういった人間なのか。
そうやって、自分を知っていくのが
とても楽しい。
読書って、ただ読んでるだけの受動行為では
ないと思う。
書いた人がいて、読んだ人がいて、
さらにそれをどう感じ、どんな影響を
受けるのかといった大きな自己理解に
繋がるとんでもなく素晴らしいツールで。
同じ本を読んでもみんな
その後感じることも、つなげ方も違う。

本の世界に浸りながら、
自分の中の自分と向き合える。
わたしにとっては
とても安心できる大切な
「居場所」。
だれにもじゃまもされないし、
自分の内面とだけ、まっすぐに
向き合える。

寂しくなったら
辛くなったら
どうしたらいいかわからなくなったら
とにかく本を開く。

わたしは、そうやって生きている。

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