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彼との将来のためにSHEに入会したら3ヶ月後にフラれて人生が変わったお話

どうやらSHElikes入会とともにジェットコースターに乗ってしまったようです。
まさか入会から3ヶ月の間に、人生の転機が2回も訪れるとは!


Webデザインやライティングなど、さまざまなコースが受け放題で学べる女性向けキャリアスクール「SHElikes」。
自分らしく生きられるマインドを育てる「ミレニアルライフコーチングカンパニー」でもあります。

SHEでは受講生のことをSHEメイトと呼びます。
今までたくさんのSHEメイトさんと出会いました。
それぞれの想いを胸に新たな一歩を踏み出し、こうして仲間と出会えた奇跡のなんと尊いことか……。

さて。
冒頭からしみじみしている私はというと、入会当初はコーチング要素がここまで大きいとは思わず、Webデザインだけを学ぼうと思っていました。
遠距離恋愛中の彼のもとで暮らすのを目標に、PC一つで働けるスキルを身につけたかったからです。

昨年9月にわくわくドキドキでSHEに入会。
そして、その3ヶ月後にフラれました。ギャグかな?

人生の目的を見失いました。

「あれ、私って何のためにSHEに入ったんだっけ?」

この考え自体が自分の甘さを表しているとも気づかずに。

わくわくと痛みと内省で、シラフだというのに24時間泥酔状態。
今回は自分語りが強めのお話になっているのですが「ちょいとバーに入ったら酔っ払いに絡まれた体」で聞いてもらえたら嬉しいです。


***


2020年の夏。
34歳の誕生日を迎えた私は「今の働き方ではだめだ」と悶々としていました。

新卒で入った会社をたったの10ヶ月で辞め、21歳で挫折。
その後「自分は仕事ができないダメなやつ」とキャリアに対するコンプレックスのかたまりに。

13年間月収8万円のフリーターとして生活してきました。
(なぜ8万円なのか、生活できたのかはまた今度)

そんな自己肯定感の低い私が、一見キラキラした華やかな世界のSHEに飛び込めたのは、まさに奇跡でした。

たまたま見つけて心惹かれたInstagramの広告バナー。
友人を誘い興奮しながら参加した体験レッスン。

いろんな偶然が重なりSHEと出会い、コーチングや温かい仲間を通してどんどんマインド面が変化していきました。
入会した時点ですでに「SHEに入って人生が変わった」と思っていましたが、さらに転機が訪れます。

入会目的の中で一番の理由だった遠距離中の彼にフラれたのです。

私たちはほぼ毎日電話をしていました。21時から、遅いときは2時近くまで。
自分の時間が欲しいと思いつつも「彼に必要とされている」と感じていたので、悪い気はしませんでした。

SHE入会後は勉強時間の確保や特別イベントに参加するため、電話をお休みする日を増やしてもらいました。
前向きな気持ちで勉強したいはずなのに、なぜ毎回「ごめんね」と申し訳なさそうに謝らなくてはいけないんだろう?
少しずつモヤモヤした感情が芽生えていきます。

「あなたのためでもあるのに」と、ねじ曲がった方向へ不満が募り続けました。


***


12月になり、SHEに入会して3ヶ月。
私はすっかりSHEの温かいコミュニティのとりことなり、ライターコンペで2ヶ月連続で1位をいただくなど、少しずつ成功体験を積み重ねていきました。

「SHE望年会」というSHEメイトの自主企画にも参加し「私なんて」のかたまりが、人と触れ合う喜びに目覚めていったのです。

しかしSHEライフをエンジョイしていた裏で、私生活は不安でいっぱいでした。

少しずつ進歩はしているけれど、いつになったら安定した収入が得られるのか?
PMSで不安定になり無意味に泣くことも増えました。

コロナでなかなか彼に会いに行けないもどかしさ。
なんで会いたいのにそばにいないんだろう?
今は我慢するしかないけれど、とにかく寂しい気持ちでいっぱいでした。

「私がいなくちゃダメなのね」とお姉さんぶりながら、どっぷり依存していたのは私の方だったのです。

そんな不安があるにも関わらず、12月末で退職することを決意します。

SHEの理念に感化され、次の仕事を決めずに6年間勤務したアルバイトからやっと卒業できました。
凄まじいイノシシっぷりですが「辞めたくても辞められない」状態が6年間続いていたので、これに関しては次の一歩を踏み出せたと前向きな気持ちです。

何でもっと早くこうしなかったんだろう?
晴れて自由の身です。

そうだ、会えないなら会いに行こう!
仕事も辞めたしもうそっちに住めばいいじゃん!

軽くハイになりながら、行動しなきゃ何も始まらないと突発的に決めたのでした。


しばらくして、あんなに毎日話したいと言ってくれていた彼から「自分の時間が欲しいから電話は週に一回にしよう」と言われました。
まぁお互いの時間は必要だしね?彼もやっと私以外の軸を見つけてくれたのかな。
いい変化なのだと、楽観的にとらえていました。

それなのに。
ある日ぽつりと。

「そっちで就職すればいいじゃん」

え、何で?
私たちあなたのところで一緒に暮らすんだよね?

意味が分からん。
とつぜん何を言っているんだ。
私が頑張る理由はあなたなのに。
あなたのためでもあるのに。

そして数日後フラれました。


***


人間に生まれてよかった~と思うのは、時間とともに痛みが和らぐことです。
あれから5ヶ月経つのかと思うと、時の流れの速さにびっくりです。

当時は本当に一人になってしまったと絶望しました。
なにかの間違いだと、失ったものを必死に取り戻そうとして。

でも今なら自分がいかにダメ人間だったかわかります。
自分軸で生きているつもりが、ただのワガママで一人で責任を取る覚悟が足りませんでした。
「あなたのためでもあるのに」と呪いをかけ続け、次第に「私はこんなに我慢しているのに!」へと変化し、いつの間にか相手に見返りを求めるようになってしまいました。

最初から「自分という人間」は一人で、誰といても自分の足で歩いていかなきゃいけないのにね。
いつの間にか目標が他人を責める言葉に変わっていたら、そりゃ相手も一緒にいるのが辛くなっちゃうよなぁ。


別れを告げられた最後の日。
これからフラれるとも知らず、のんきに「SHElikesのキャリアプランナーっていうお仕事の募集があって、それに応募しようか迷っているんだ」と話すと「きっとみえなら大丈夫」と言葉をかけてくれました。

失恋してご飯も食べられず不眠が続き、胸の重さに苦しんでいたときに、ちっっっくしょーーーう!と起き上がらせてくれたキャリアプランナー募集のお知らせ。

そこから第二のSHEライフが始まりました。

仕事に対するマインドの変化。
SHElikesが本当に一人一人の人生を大切にしてくれていること。
熱い気持ちを共有できるかけがえのない仲間との出会い。
今の自分を変えようと、大きな一歩を踏み出される瞬間を見守る喜び。

私が私としての時間を使うようにならなかったら、一生知り得なかったことでしょう。

何かを手放さないと気づけないことだったのだと受け止めました。

未だに失恋の痛みでうわ〜っと爆発することもありますが、手放してくれたおかげで今の私があるのだと思います。
私は今の自分が大好きです。

さぁこれからどんなふうに生きようか。
まだまだ模索中だけれど、今度はちゃんと自分の足で一歩一歩踏みしめて歩いていきます!

私のSHEはまさに今、ここから始まるのです。



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この記事はSHElikesで開催されているライター記事コンペ「#私のSHEはここから」で3位をいただきました。有り難う御座いました!


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