詩: そうめん
お布団の
シーツの上
そうめん
の海
を
パキパキ
わたる
子供
「おなべにいれていい?」と
開封済みのそうめんに聞く
「ダメだよ、食べもので遊ばないよ」
「だいじょうぶ」
「折れたら食べれなくなっちゃうよ」
「・・・・・・」
「ダメなものはダメだよー」
静かな
隣の部屋に行ったら
そうめんはアート作品になっていた
その上を
子供がはだしで歩いていた
そうめんを
足裏で折る感覚 が
知りたくなって 私も歩く
こいつはすげえ
パキパキ
そうめんの海も
いつもの揖保乃糸ではなく
セブンプレミアムだったから許そう
大人は
嘘つきでご都合主義で
本当は、思いもしない遊びが大好き
自分の嘘を飛びこえて遊ぶ
ぜいたくを知っている
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