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魔女のともだち
心が疲れているときは児童書を読むことにしている。『クローディアの秘密』でおなじみカニグズバーグの 『魔女ジェニファとわたし』(E.L. Konigsburg 著, 松永 ふみ子 訳,岩波書店)を読んだ。
↑ お値段間違ってます
「ぼっち上等。私はあんたらフツーの人間とは違う魔女なんだし」みたいに超然としているジェニファ(実は私も高校生くらいまでこんなスタンスで生きていました笑)。
そんなジェニファに「興味あるんだったら助手にしてやってもいいけど?」みたいに言われて尻尾を振って付いていく主人公のエリザベス。M体質に見えて、この子はこの子でけっこうやる。
この二人の関係がすごくいい。相手の家族構成とか、どんな家に住んでいて経済状態はどんなかとか、肌の色とか、そんなことは一切気にせず、ただその人のパーソナリティに魅せられて付き合うんです(ジェニファの方はきっと何もかも調査済みだったと思われるけど)。こんな友達が一人いれば、あとは何もいらないんだ。小学校高学年女子の付き合いはマウントのとり合いでなかなかこうはいかないと思うんだけど。
なんて幸せな少女たちなんだろう。強くて賢くてみっちり生きてる。魔法が解けたって、強くて賢くてみっちり生きてる。
いやー、清々しいね。
最近どこかで「学歴よりも学習歴」という言葉を読んだけど、ジェニファの膨大な知識はすべて図書館の本によって培われているといっても過言ではなく、二人の「毎週土曜日の図書館での待ち合わせ」にも胸キュンなのだった。
いまの私について言えば、とっくに自分は凡人だって気がついてしまったけど、魔女の友達を持ってる。私は魔女の友達です。その現実は結構気に入っている。本当の魔女のその友達のことは、これだけで一大巨編が書けるからいつか書こう。
読み終わって巻末の原書名『Jennifer, Hecate, Macbeth, William Mckinley, And Me, Elizabeth』を見たとき、唸った。いいタイトルだ。マクベスくらい読まなくちゃな。