詩の添削について
こんにちは。今回は詩の添削(てんさく)について書きたいと思います。
詩の添削は詩の品質の向上の為のものです。
それは審美眼、センスに作用されます。センスを磨くと詩がもっと細かく見れます。センスは大変重要です。芸術の最重要技術はこのセンスだと僕は思っています。
センスは考えることによって磨かれます。考えることによってセンスはどんどん伸びてゆきます。ただ焦って急激に伸ばすのはあまりおすすめできません。
では実例に移って行きましょう。
きれいな花が咲いていた
それを摘もうと思った訳では無いが
僕はそれをただ眺めていた
彼女は花のようにきれいだった
でも僕と話すことは稀で
僕は眺めることしかできなかった
青空の下には菜の花があり、
花壇の上には僕らの花がある
きっと僕らはうまくいく
永遠の未来が僕らにはある
だから辛抱強く待っていよう
美しい未来が訪れるのを
これはさっき僕が書いた詩です。これを少し添削してみましょう
きれいな花が咲いていた
それを摘もうと思った訳では無いが
僕はただそれを眺めていた
彼女は幻のようにきれいだった
でも僕と話すことは稀で
僕はそれを外から眺めることしかできなかった
青空の下にはきれいな花があり
花壇の上には僕らの花がある
未来には希望があり
過去には後悔がある。
きっと僕らはうまくいく
悠久の未来が僕らにはある
だから辛抱強く待ち続けよう
理想の未来が二人を結びつけるのを·····
この変えた部分について解説しますね。
花と幻との違いは娘の部分は幻の方が表現が良くなるからです。また花のようににきれいだった、は単純すぎます。表現はもっとひねって斜め上にしたほうが良くなりますね。
それを外からが入ると物足りなさが解消されます。
リズムのアクセントや表現の物足りなさは、センスを磨くことに寄って解るようになります。ただ焦って早くはよくないですね。ゆっくり着実に階段を登った方がいいと思います。
表現を変えるには気づくことが大事です。気づくには違いが分からなければなりません。これは小説も俳句も短歌も詩も絵も作曲も同じことです。
今回はこのくらいにしておきましょうね。